初対面の人や苦手な人といっしょにいる時、一瞬の沈黙が妙に長く感じられることはありませんか? 何か会話をしたいけど、何を話していいかわからない。せっかく話しかけてもらっても、うまい返しができなくてすぐに話が切れてしまった。そんな経験がある人は多いと思います。
そのたびに、「あ~、なんて自分はダメなんだ」と自分を責めてきませんでしたか。仕事でも、プライベートでも、世の中は雑談をする機会にあふれています。だから、「雑談が苦手だ」というマインドを持っていると、思いのほか、ストレスを感じることが多くなります。でも、そうした負の感情であなたの心を満たすのは、
今日でおしまいにしましょう。
ペラペラと饒舌にしゃべることだけが雑談ではありません。あなたは、あなたにできそうなことをやりつつ、ちょっとずつ雑談の技術を身につければよいのです。そんな雑談のテクニックがまとまった書籍『雑談が上手い人が話す前にやっていること』の中から一部を抜粋・編集し、雑談でたくさんモヤモヤを解消するヒントをまとめました。
【「雑談だめメンタル」をぶっ壊す】価値観がまったく違う人と話すのが苦手な人へ
「会社の若い子たちとコミュニケーションとりたくても、話がまったく合わない。
ジェネレーションギャップを感じて、話しかけるのが億劫になる」
「オジサンたちの話は、昔話が多くてぜんぜんピンとこない。もっと若者にもわかるような話をしてほしい。話も長いから、こっちから話しかけたいとは思わない」
わかります、どちらの意見も。
私はかつて若者でしたし、現在はオジサンをやっていますから。
違う世代や価値観の異なった人たちと話すのは、誰でも苦手に感じるものです。
「自分と違う人」とつき合うよりは、自分と「似ている」もしくは「同じ」だと感じる部分が多い人とつき合うほうが居心地がいいからです。
でも、その狭い世界だけで暮らしていくことは無理です。
図で表すと、上のようになります。
自分と同じではない部分を持っている人たちのほうが圧倒的に多いですよね。
価値観は、世代、環境、持って生まれたもの、社内風土など、さまざまなファクターによって、非常に細分化されています。
価値観が違えば使う言葉も違うし、ギャップがあればあるほど、その相手とはコミュニケーションをとるのが大変に感じます。
でも、実はそういう相手と話すときのコツがあるんです。
それを教えてくれたのは、外資系企業に勤める知人でした。
■外資系企業に勤める人がやっている話し方のコツ
知人の勤める外資系企業には、さまざまな価値観を持った人がいるそうです。国籍も違えば、世代も違う。
そんな会社の中で、どうやってコミュニケーションをとっているか、秘けつを教えてくれました。それが、
Friendly but politely.
親しみやすいけど、ていねい。
ということだそうです。
さまざまな考えの人と話す。
そのとき、親しみやすい言葉を使うけれど、決してナァナァな友だち言葉にならない、ということに気をつけているそうです。
そんな簡単なことかと思うかもしれませんが、これが効果があるそうなんです。
具体的には、会話する中で、こんな心がけをしているそうです。
● 相手に尊敬の念をもって接する(あいさつを忘れないなど)
● 仲のよい友だちに語るよりも、ていねいにする
●「です・ます」調で話す
●「ありがとうございます」などの、感謝の言葉はしっかり伝える
●「食べれる」「見れる」などの「ら抜き」言葉はできる限り避ける
●「やべぇ」「マジ」といった、ニュアンスが伝わらない言葉は使わず、その気持ちを別の言葉でもう少し詳しく語る。
たとえば、相手が自分よりも年下であっても、経験が浅い人であっても、同じ態度をとるそうです。
まずは、形から入って、たくさん相手と話をしていく中で、価値観などの違う人と話すことへの苦手意識を取り払えたらいいですよね。
そもそも、脳は他人とわかり合うのが難しいようにできているそうです。
たとえば、シマウマを見て、「白に黒い線」と考える人と、「黒に白い線」と考える人とがいるそうです。
価値観も、違って当たり前。
そこからスタートすると、コミュニケーションがとれたときに、より喜びが大きくなるはずです。
「どうせ、相手は年寄り(or若造)だ。自分の言うことなんてわからない」
「相手の話している内容が、理解不能」
「上から目線で、気分が悪い」
などと言って避けるのではなく、価値観の違う人を観察し、そこから何かを学ぶくらいの気持ちで接するといいかもしれません。
くり返しますが、今の世の中、話が通じないのが当たり前なのです。
お互いの違いを認め、絶えず相手を尊い存在だと思う。
「親しみやすさとていねいさ」を意識して、雑談に参加してみましょう。
〈ポイント〉
「親しみやすいけど、ていねい」な言葉を心がける。
★ ★ ★
いかがでしたでしょうか?
初対面でも、苦手な人でも、もう怖くない会話が得意じゃない人でも大丈夫! 本書を読めば苦手な雑談がたのしくなる秘けつを学べるはずです。
以下のような「雑談コンプレックス」を持つ方は是非、書店でチェックしてみてください。
●まずもって、何から話したらいいのかわからない人
●「これを話したらどう思われるだろう?」など、相手の気持ちを考え過ぎて話せない人
●「雑談が上手い人は、話が上手い人」(だから、自分は無理)と思っている人
●雑談で失敗した経験が忘れられず、「自分は話ベタ」と苦手意識を抱えている人
●本やYouTubeで話し方を勉強しているが、なかなかうまくいかない人
●社会人になってから、友人以外と雑談することに苦痛を感じている人
●リモートが増えて人との対話・雑談に苦手意識が増した人、もともと苦手な人
●親しくない人と話すとき、チャットはできても、顔を合わせての会話に自信がない人
●天気の話すらできない、対面だと「最初の一言」を話すのが怖い人
●「傾聴力が大事」と言われ過ぎて、つかれている人
●目的のない会話の仕方がわからなくて、苦手を感じている人
「雑談が上手い人が話す前にやっていること」
著/ひきたよしあき/アスコム
ひきたよしあき
コミュニケーション コンサルタント。
スピーチライター。
大阪芸術大学芸術学部放送学科 客員教授。
早稲田大学法学部卒業。博報堂に入社後、クリエイティブディレクターとして数々のCMを手がける。
政治、行政、大手企業などのスピーチライターとしても活動し、幅広い業種・世代の価値観、世代間のギャップ、言葉遣いの違いなどを分析し、コミュニケーション能力が高まる方法を伝授する。
また、大阪芸術大学、明治大学、慶應MCCなどで教え、「はじめて『わかった!』と心の底から思えた講義」「一生ものの考える力が身につく」と学生や社会人から支持を集める。
教育WEB「Schoo」では毎回事前予約が約20,000人、朝日学生新聞社「みんなをつなぐ新聞WEB」では、毎回1,200人近い子どもと保護者が参加する人気。
著書に『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(大和出版)、『大勢の中のあなたへ』(朝日学生新聞社)、『トイレでハッピーになる366の言葉』(主婦の友社)など。
糸井重里さん、厚切りジェイソンさん、益 一哉東京工業大学学長が登場!DIME初のビジネスカンファレンス「DIME Business Trend Summit」参加者募集
2024年1月24日(水)、雑誌『DIME』、WEBメディア『@DIME』が初となるビジネスカンファレンスを日本橋兜町の「KABUTO ONE」で開催!
AIの登場で社会が大きな変革期を迎えようとしている中で今、何に備え、どのように自分をアップデートしていけばいいのか?2024年のBusiness Trendを多彩なゲストと共に読み解きます。
当日ご参加いただいた方、1000名様にAmazonギフト券をプレゼント!
「DIME Business Trend Summit」お申し込み方法はこちら
ステップ1 小学館IDに登録・ログイン
下記リンクより小学館IDに登録をしてください。すでに登録済の方はログインをお願いします。
※小学館IDはDIME、@DIMEの発行元である小学館のIDサービスになります。
★クリックできない時はブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。キャッシュクリアの方法はコチラ。
ステップ2 リアル参加もしくはオンライン参加を選ぶ
参加方法は2種類ございます。
リアル参加:KABUTO ONE(東京メトロ東西線「茅場町」駅直結)、もしくはオンライン参加:Zoomでの配信のどちらかを選んで各フォームよりお申し込みください。
なお、本サミットの参加にはDIME BUSINESS IDへの登録が必須となります。各お申し込みフォームをクリックすると、まずDIME BUSINESS IDの登録画面が表示されます。登録後、お申し込み内容の記入へとお進みください。
※DIME BUSINESS IDはDIME、@DIMEに特化し、有益な情報をお届けするサービスです。登録にちょっとお手間をかけてしまい、申し訳ありません!
▼オンライン参加の方はこちら
オンライン参加の方は、DIME BUSINESS IDへの登録後、視聴用のURLが登録されたメールアドレスに送られます。
▼リアル参加の方はこちら
※リアル会場での参加をご希望の場合、各セッションとも応募者が上限に達した場合は抽選となります。その場合、もし抽選に漏れてしまった方はオンラインでの視聴をお願いします。
申し込み締め切りは2024年1月22日(月)23時59分まで
時代を先取る豪華ゲストによる講演やトークセッション
本サミットでは、豪華ゲストが基調講演に登壇。また、各ビジネスセッションでは第一線で活躍するビジネスパーソンが、テーマに合わせてディスカッションを行ないます。
糸井重里さん、厚切りジェイソンさん、益 一哉東京工業大学学長、コクヨ株式会社代表取締役社長 黒田英邦さんが登壇!
当日のスペシャルセッションには糸井重里さん、厚切りジェイソンさん、益 一哉東京工業大学学長、コクヨ株式会社取締役社長 黒田英邦さんがご登壇! 「社員と企業の新しい絆の作り方」や「稼ぐ力をつける戦略的キャリアの築き方」、「日本の停滞を打ち破る企業と大学の“新しい関係”」といったテーマを「DIME Business Trend Summit」ならではの切り口でお話ししていただきます。
◆スペシャルセッション「日本の停滞を打ち破る企業と大学の“新しい関係”」(12:20-13:20)
2024年度中を目途に進められている、東京工業大学と東京医科歯科大学の統合。大学改革をリードする東京工業大学学長の益 一哉氏が、日本の停滞を打破するために大学は何ができるか、企業はどう大学を使うべきか、イノベーションを生むための企業と大学の新しい関係について講演を行ないます。
<登壇者プロフィール>
東京工業大学 学長。2018年より現職。専門分野は電子デバイス、集積回路工学、ワイヤレスセンサネットワーク。
◆スペシャルセッション「稼ぐ力をつける戦略的キャリアの築き方」(15:00-16:00)
70万部を超えるベストセラー『ジェイソン流お金の増やし方』でも知られる厚切りジェイソン氏が、自身の経験に基づくお金を稼ぐ力をつけるヒント、〝稼ぐ力〟を高めるためのキャリア形成について語ります。
<登壇者プロフィール>
お笑い芸人とIT企業役員の二刀流。1986年生まれ、アメリカ出身。17歳の時、飛び級でミシガン州立大学へ入学、卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の大学院に進む。2014年10月、芸人デビュー。2015年と翌年に『R-1ぐらんぷり』決勝に進出。新著に『ジェイソン流お金の稼ぎ方』。
◆スペシャルセッション「社員と企業の新しい絆の作り方」(17:30-18:30)
糸井重里氏と黒田英邦氏によるスペシャル対談。〝モノづくり〟という共通点を持つ会社で代表取締役社長を務める両者が、令和の時代に合った社員と企業のリレーションとは何かを考えます。
<登壇者プロフィール>
1971年、コピーライターとしてデビュー。98年、ウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』を開設。代表取締役社長を務める株式会社ほぼ日では、人々が集う「場」をつくり、「いい時間」を提供するコンテンツを企画、編集、制作、販売を行なう。
2001年、文具・家具メーカーのコクヨへ入社。その後、コクヨファニチャー社長、コクヨ専務などを経て2015年より現職を務める。
今、注目のビジネスパーソンたちによるビジネスセッション
新時代のリーダーの在り方、ビジネスにおけるイノベーションの生み方、AIを仕事にどう実装していくかをテーマに、各分野で活躍するビジネスパーソンによるパネルディスカッション形式のビジネスセッションを行ないます。
◆ビジネスセッション「社員が生き生きと働く会社の条件と次世代のリーダーシップ」(11:00-12:00)
パーパス経営、ウェルビーイング、ダイバーシティー、インクルージョンなど企業と従業員の新しい関係が模索されている中、伸びている会社・これから伸びる会社の条件、現場のリーダーたちに求められるスキルなどを議論します。
<登壇者プロフィール>
専業主婦から、39歳の時にアパレルショップへ初めての就職。2017年にドムドムフードサービスに入社し、9か月後に代表取締役社長に就任。日本で最初のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」を大復活させた敏腕社長として知られる。
日本興業銀行、プラスを経て、2015年よりヤフー。現在、LINEヤフーアカデミア学長として次世代リーダー育成を担う。2021年、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部開設、学部長就任。
世界各地に分散したメンバーが週休3日・リモートワーク・複業(専業禁止)をしながら800社以上の働き方改革を支援する、クロスリバーの代表取締役。DIMEにて「ショートカット仕事術 個人で始める働き方改革!」を連載中。
◆ビジネスセッション「企業の現場からイノベーションを生むには?」(13:40-14:40)
新しい価値や事業の創出が不可欠な今、現場からのイノベーションを生むにはどうすればいいのか、新しいアイデアを形にするためにリーダーに必要なマインドなどをそれぞれの視点からひも解きます。
<登壇者プロフィール>
三菱総合研究所を経て、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院より博士号(Ph.D.)を取得。現在、早稲田大学ビジネススクール教授を務め、国際的な主要経営学術誌に論文を発表している。
東京大学卒。JTで研究開発員として病態モデル開発、研究職採用業務等を担当した後、子会社のBREATHER株式会社の設立に参画。JTによる、新たな研究や事業により「心の豊かさ」を届けるためのコーポレートR&D組織・JT D-LABにも携わる。
慶應義塾大学卒。ユニリーバ・ジャパンを経て、2007年にコーチ・ユナイテッドを創業。 2013年に同社の全株式をクックパッドへ売却する。2015年にTokyo Founders Fundを共同設立し、米国シリコンバレーのスタートアップへの出資、エンジェル投資なども行なう。
慶應義塾大学卒。株式会社電通の戦略プランナーとして、様々なクライアントのマーケティング戦略やプロモーション企画を立案。電通のクリエイティブ横串組織「Future Creative Center」にてセンター長を務める。
◆ビジネスセッション「ビジネスの現場でどうAIを活用すべきか? AIで変わる新しい働き方」(16:20-17:20)
AIがビジネスの現場に実装されていく2024年、現場ではどんな変化があり、何に備えるべきなのか。それによってマネージャーの役割はどう変わるのか? 時代を先読みするヒントを探ります。
<登壇者プロフィール>
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府修士課程修了。上海・台北・東京を拠点に活動。国内外のUX思想を探究すると同時に、実践者として企業の経営者や政府へのアドバイザリーに取り組む。累計22万部のベストセラーである『アフターデジタル』シリーズでは、これからの時代を生き抜くために、日本企業が取るべきアクションや、DXのあるべき姿を提示。「DXの目的は新たなUXの提供である」というコンセプトを世に広める。
大学卒業後、米国のエージェンシー勤務を経て、デジタルエージェンシーのスタートアップを起業。その後、米国のメガ・エージェンシー・グループの日本代表を務め、4社のCEOを歴任。経営、マーケティング、エマージングテクノロジーを専門とする。著書に『ジェネレーティブAIの衝撃』。
バンド「SKA SKA CLUB」で活動後、2023年にソロアーティスト「GROVER」として本格的に音楽活動を再開。ラジオやテレビなど各種メディア等でも活躍し、ラジオパーソナリティの他、企業やイベントのナレーション、MCを担当する。
※スペシャルセッション、ビジネスセッションの内容は変更になる可能性がございます、ご了承ください。
日本を代表する企業によるセッションも充実
また、「DIME Business Trend Summit」のオフィシャルパートナー企業によるセッションも行ないます。今の時代を牽引する大手企業、その現場で働くビジネスパーソンはどんな視点で時流をとらえているのか。ビジネスのヒントに出会えるセッションです。
◆「働きやすさ・働きがいを醸成するタレントマネジメント活用」supported by SmartHR(12:00-12:10)
◆「いい会社はバックオフィスが強い『マネーフォワード クラウド』」supported by マネーフォワード(13:20-13:30)
「DIME Business Trend Summit」詳細
日時
1月24日(水)10:30~18:30(予定)
タイムスケジュール
会場
KABUTO ONE(東京都中央区日本橋兜町7番1号)
東京メトロ東西線「茅場町」駅直結
JR線、東京メトロ丸の内線「東京」駅 八重洲北口 徒歩12分
東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋」駅 D2出口 徒歩2分
成田空港から京成スカイライナー・東京メトロ銀座線「日本橋」駅利用 41分
羽田空港から東京モノレール・都営浅草線「日本橋」駅利用 20分
参加費
無料
応募の締め切り
2024年1月22日(月)23時59分