「お仏壇のはせがわ」といえば、あのCMの可愛い名ゼリフを思い出す@DIME読者も多いことだろう。
『おててのしわとしわを合わせて、しあわせ〜。な~む~』
かつて放送されていたCMでお馴染み『株式会社はせがわ』。お仏壇販売の老舗として知られる同社が今年10月、トンデモないものを発売した。その名も「推し壇」!
アイドル、俳優、アニメキャラなど大切な「推し」のアクリルスタンドやフィギュアを飾るための祭壇だ。SNSで一躍話題となった「推し壇」は、本物の神棚や祭壇と同じ素材・技法を用いた本格仕様で、LEDライトを使い20色の光で照らすこともできる。
税込価格1万3750円の今までにない商品は想定以上の売れ行きで追加生産するほど反響を呼んでいるというが……一体なぜ、推し活アイテムを作ってしまったのか?
そんな「はせがわ」を調べてみたところ、ここ数年さまざまな業界がコロナの影響で長らく疲弊している中、緊急事態宣言後にV字復活を実現。「お仏壇」という高額な商品を扱っているにもかかわらず業績をアップさせ、さらには「推し壇」という新たな領域にも挑戦していたのだ。
苦難を乗り越え、時代を切り拓こうとしている「はせがわ」の強さの秘密を知りたい!
そこで今回、経営企画部・福田惇弥さんに話を聞いた。時代を捉え、果敢に挑戦する老舗企業の真髄に迫る。