日本エイサーは、台湾ハムグループが製造するプラントベースフード「NO MEATING」の日本国内総代理店として国内展開を開始すると発表した。
台湾ハムは1967年に日本の高崎ハムとの業務提携により誕生し、翌年から日本への豚肉輸出が本格化。2020年には、60年にわたり食肉を扱ってきた技術を活かして、子会社「緒裕バイオテック」を設立。台湾食品工業発展研究所との共同開発により、リアルな食感と美味しさを実現した第3世代のプラントベースフード「NO MEATING」が誕生した。
そして、今回、日本エイサーが「NO MEATING」の 国内総代理店として日本での展開を開始。小売店、飲食店、配食サービスなどへの展開を予定しており、2024年春には全国のスーパーマーケットなどで購入可能となる予定だという。
肉の食感と風味を再現した「NO MEATING」とは?
「NO MEATING」の特徴は、第3世代プラントベースフード特許製法「筋繊維化プロテインファイバー技術」により肉の食感と風味を再現しているところ。食用心理測定技術を導入し、100%植物性でありながら目も舌も満足できる仕上がりになっているという。
また、契約農家から新鮮な食材を直接調達。大豆、タマネギ、ゴボウ、ビーツなど素材の味と色を活かし、その土地本来の栄養を大切にしているとのこと。もちろん、人工着色料や合成保存料は使用していないという。
しかも、9種類の必須アミノ酸を含んだ完全タンパク質食品なので、毎日の食事に活用することでタンパク質や食物繊維を効果的に摂取することが可能だ。
さらに、食肉に比べて環境負荷の少ないNO MEATINGを活用することで、温室効果ガスの削減に貢献することが可能なところもポイントだ。
NO MEATINGが展開している製品は、リアルな白身魚の切り身を再現した植物性フィッシュフライや、サックリ食感を実現した植物性とんかつ、ジューシーな具材ともっちり食感の皮が特徴の植物性ミート餃子、オリジナル、海苔、ゴボウ、タマネギの4種類の風味をラインナップする台湾ふりかけなど。
なお、11月9日に開催された、台湾ハム、NO MEATING、日本エイサーの3社による日本参入記者発表会では、特別ゲストとして登壇したプロゴルファーの古閑美保さんが実際に植物性ミート餃子、フィッシュフライを試食。その感想として「とても美味しく、パサツキがなく食べやすい。ジューシーで香りも本物のようです。言われなければプラントベースフードと思わない」とコメントしている。
↑左から、緒裕バイオテック副会長・張可欣氏、緒裕バイオテック会長・張嵐欣氏、古閑美保氏、台湾農畜産工業会長・張華欣氏、日本エイサー代表取締役社長・詹國良氏
関連情報
https://www.acer.com/jp-ja/
構成/立原尚子