MS-Japanが運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career」では、「管理部門の企業文化に関する意識調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
所属企業の経営理念、6割が「知っている」
所属企業の経営理念の認知度に関する項目では、6割が「知っている」、2割が「知らない」、残りの2割が「存在しない」という結果となった。
さらに経営理念への共感度を問う項目では、所属企業の経営理念を知っている人のうち7割が「共感度が高い」と感じていることがわかった。
経営理念への共感と仕事へのモチベーションは相関関係あり
続いて仕事へのモチベーションに関する項目では、経営理念への共感度との相関関係が明らかになった。
モチベーションが高いと回答した割合は、経営理念への共感度が「とても高い」層は90.9%、「比較的高い」層は81.5%、「比較的低い」層は43.6%、「とても低い」層が22.2%と、共感度が高いほどモチベーションも高くなる結果に。
一方で、「経営理念が存在しない/知らない」と回答した層において、モチベーションが高いと回答した割合は45.7%で、共感度が低い層よりもモチベーションが高いことがわかった。
転職時は7割が経営理念を「重視する」
転職時の経営理念の重要度に関する項目では、現職の入社時に重視した割合が4割だったのに対し、今後の転職で重視するとした割合は7割まで増える結果となった。
また、転職時に重視すると回答した中でも、給与よりも経営理念を重視すると回答した人も15人に1人の割合でいることが判明した。
調査概要
調査方法/WEBアンケート
調査対象/全国の管理部門
調査テーマ/「管理部門の企業文化に関する意識調査」
有効回答数/283名
調査実施日/2023年10月4日~10月13日
調査主体/株式会社MS-Japan
関連情報
https://www.manegy.com/news/detail/7781/
構成/清水眞希
800社17万3000人のAI行動分析でわかった「仕事の無駄」を絶つ超タイパ仕事術
「時短を意識して仕事を進めるためには、一日を通して計画的に準備することが大切です。仕事時間だけに意識を傾けるのではなく、働く前後の時間を有効に活用することも心がけましょう。精神を落ち着かせることや、リフレッシュのための時間を確保することで、仕事時間中の効率が高まり、結果的には時短につながります」と話すのは、ビジネスコンサルタントの越川慎司さん。複業・週休3日を実践しながら800社へ働き方改革のノウハウを提供し、24冊以上のビジネス書を執筆している、まさに仕事の達人だ。その越川氏がの新刊が刊行された。
働き方を見直すヒントが満載
同氏がこれまでに働き方改革を支援してきたのは800社以上にのぼる。クライアント企業の優秀なビジネスパーソンに見られる行動を分析して導き出した、業務の無駄を徹底的に省き、仕事のタイパ(タイムパフォーマンス)を高める方法を詳しく解説している。本の発売に先駆けて、その一部の内容を紹介したい。
同書は、第1章から第5章までの5部構成になっている。
第1章では、企業にはびこる無駄の数々について実証データをもとに紹介。「よかれと思って作ったページの81%が読まれない」「重要だと思っていた書類の88%は不要だった」など、どれも衝撃的な内容だ。日頃の仕事でいかに時間を浪費しているのか、思い知らされるに違いない。
第2章では、人間の思考傾向や行動原理について解説。「目の前の仕事に集中したくなる」「完璧を求めすぎると疲弊するだけ」といった思考回路を意識することにより、無駄を生じている様々な思い込みをやめるきっかけになるだろう。
第3章では、仕事の取捨選択を行なう際の〝見極め〟を伝授。「自分の目標から逆算して本当に必要な業務に注力する」「場合によっては念のための確認を省く」といった考え方を知ることで、在的には無駄だとわかってはいるもののやめられない業務を手放せるようになるはずだ。
第4章は、本書のメインテーマである〝タイパ〟を高めるための「無駄をやめられる35の秘策」を大公開! コミュニケーション、情報収集、アウトプット、タイムマネジメント、プレゼン、キャリアの形成といった6つのテーマごとに、具体的にどんなアクションを起こすことで無駄を省けるのかを、わかりやすく紹介する。35の秘策をすべて実践する必要はなく、真似できそうなところから始めてみても問題ない。
第5章は、成果を出し続けている企業の事例を挙げながら、組織としてタイパを高める習慣を指南。第4章までの内容と合わせて実践し、理想的な職場環境を構築してほしい。
なお、同書で紹介している〝超タイパ仕事術〟によって成果を上げているビジネスパーソンの実例も、コラムページで詳しく解説しており、多くのビジネスパーソンにとって働き方を見直す指針となるはずだ。
「この本を手に取って頂くような人は、仕事をがんばりすぎているはず。がんばりすぎずに無駄をやめましょう!」と、著者の越川慎司氏も話しており、書かれている内容は熱心に働くビジネスパーソンにやさしく寄り添うような内容ばかり。この本をきっかけに仕事の進め方を見直し、その分、浮いた時間をスキルアップやキャリアップに投資するといった、ウェルビーイングの実現につながる働き方を習得してみてはいかがだろう。