小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

10分チャージで20km走行可能!EV向けの出張充電サービス「電気の宅配便」がつくばで実証実験を実施

2023.11.11

EV充電器や大容量蓄電池などの事業を展開するBell Energy株式会社(以降、ベルエナジー)が、ポータブル急速充電器を使った電気自動車(以降、EV)向け出張充電サービス「電気の宅配便」を発表した。2024年度内の事業化を目指し、茨城県つくば市内で2023年9月19日より実証実験がスタートしたところだ。

ベルエナジーは2003年の設立以来、太陽光発電用パネルの基板設計や部材の調達などを手がけてきた技術商社。約6年前から海外メーカーと業務提携し、街中のEV充電スポットに設置されるような急速充電器や、クレジットカード払いに対応した決済端末付き普通充電器など、海外製品を日本仕様にローカライズした製品が好評を博している。そんななか、EVユーザーが充電スポットに出向くのではなく、急速充電器を搭載した専用車がクルマ側に出向いて充電するという画期的なサービスに着手したのだ。

充電スポット以外の場所でもEVの急速充電が可能に

EV向け急速充電器「Roadie V2」

「電気の宅配便」について深掘りする前に、EV充電がどんなものかおさらいしておこう。スマホの充電と同じように、EV充電にも「普通充電」と「急速充電」があり、家庭用のAC200V・100Vのコンセントで行われる普通充電だと、車を満充電にするのに長時間かかってしまう。一方、街中のディーラーや商業施設などの充電スポットにある急速充電器であれば、商用電力を引っぱってくることで高出力を実現し、短時間でEV充電を行うことができる。

では、普通自動車の〝ガス欠〟ならぬ、EVの〝電欠〟を想定するとどうだろうか。ホームセンターなどで手に入るアウトドア用ポータブルバッテリーを使えば出先でEV充電することも可能だが、蓄電池容量が小さく、こちらも普通充電のため長時間かけてもわずかしか充電されない。

ここで一筋の光明となるのが、「電気の宅配便」の実証実験に使われる日本初のモジュール式ポータブルEV急速充電器「Roadie V2(ローディー)」というわけだ。「Roadie V2」は「どこでも急速充電」をコンセプトに、外部入力設備不要、完全スタンドアローン設計のEV急速充電器となっている。すでに法人からの引き合いは多く、日本国内での販売・受注台数は100ユニットを突破したそうだ。

「『Roadie V2』を使うと、10分の充電で約20kmの追加走行が可能です。これはレスキューの現場において大きな強みだと考えていまして、直近ではロードサービス会社のJAF様に納品した実績があります。電源の取りづらい場所でも急速充電ができるとあって、自動車メーカーの研究現場などでも活用されています」(Bell Energy株式会社 モビリティ事業部 川井宏郎氏、以下同)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。