住みたい街ランキング
2022年における実際の問合せ数からユーザーの「本気」で住みたい街を算出した「2023年 LIFULL HOME’S みんなが探した!住みたい街ランキング」の首都圏版では、「借りて(賃貸)」と「買って(中古マンション)」のどちらも大宮に軍配があがった。
<中山コメント>
賃貸意向は大宮が2位(埼玉県内1位)、浦和が39位(埼玉県内6位)、購入意向でも大宮8位(埼玉県内1位)、浦和41位(埼玉県内6位)と明らかな差がありました。大宮は首都圏有数のターミナル駅に成長し、新幹線移動も含めた交通利便性の良さや駅勢圏(駅周辺の繁華性の高いエリア)の広さなどが高く評価されています。
駅周辺の施設充実度
ある地点から徒歩圏で到達できる範囲に、生活利便施設、商業・レジャー施設、教育・学び施設など、都市のアメニティがどれだけ集積しているかを100点満点で評価する指標「Walkability Index(ウォーカビリティインデックス)」で、駅周辺の充実度を比較した結果、わずか1点差で「大宮」に軍配が上がった。
<中山コメント>
大宮と浦和の生活利便施設充実度はほぼ同じとなりました。指数では具体的な利便性を実感できませんが、大宮は弁当・惣菜50点、公園57点、医療施設55点、交番50点と50点台の項目が多いのに対して、浦和は満遍なく高得点を挙げており、どの項目を重視するかで大宮か浦和かを選択する意向に影響がありそうです。
交通利便性
利用可能な路線数で比較した結果、新幹線の利用が可能な大宮が15路線、浦和駅は5路線となり、大宮に軍配が上がった。一方、主要駅へのアクセス時間は、大宮より都心方面に位置する浦和に軍配が上がった。
<中山コメント>
各駅に乗り入れる路線数は大きく差がつきました。大宮には新幹線だけで6路線が乗り入れ、JR在来線に私鉄も加わって、上野に代わる「北の玄関口」のポジションを獲得しています。浦和は大宮よりも都心寄りですが、JR在来線のみの乗り入れとなっており、出張や旅行、帰省なども含めて交通利便性は大宮に優位性があります。