埼玉を代表する都市として知られる大宮と浦和。元々、大宮と浦和は別の市だったが、2001年に浦和市・大宮市・与野市が合併して「さいたま市」ができた。しかし、同じ市になった今でも、大宮と浦和はお互いの区をライバル視していると一部では囁かれている。
そこで、不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」はこのほど、統計データやLIFULL HOME’S独自データによる大宮と浦和の比較調査の結果を、LIFULL HOME’S総研副所長でチーフアナリストの中山登志朗氏の解説とともに発表した。
人口規模
住民基本台帳による月別人口推移によると、2023年10月の人口では大宮区が約12.4万人、浦和区が16.9万人となった。人口差はあるもののどちらの区も人口は増加傾向で、2012年8月からの伸び率は大宮区111.6%、浦和区114.5%と、ほぼ同水準となっている。
※さいたま市 町名別人口、さいたま市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示 2.1
<中山コメント>
総務省の調査によると、2022年に人口増が最も顕著だったのがさいたま市で、良好な交通利便性、比較的安価な住宅価格、リモートワークの定着が要因とされており、その中心エリアである大宮区も浦和区も今後の人口増が期待されます。人口推移はお互いに譲らぬ状況が続きそうです。