41万人のストレスチェックの結果を分析してわかったネガティブな回答1位は？

男性・女性の良好回答

続いて以下の図は2022年度の男性、女性のストレスチェックの結果を良好回答率の順にランキング化。数値は大きいほど良好（好ましい）を示している。

男性は「職場では、（正規、非正規、アルバイトなど）色々な立場の人が職場の一員として尊重されている」が9位に、また女性は「あなたが困った時、どのくらい頼りになりますか？（配偶者、家族、友人等）」が9位にそれぞれランクインしている点が特徴的。

さらに、配偶者、家族、友人等からのサポートの設問「どのくらい気軽に話ができますか？（ 配偶者、家族、友人等）」、「あなたの個人的な問題を相談したら、どのくらいきいてくれますか？（配偶者、家族、友人等）」に関しては、男女ともに良好回答にランクインしており、両設問とも女性の回答割合が4%以上高いことがわかる。

つまり、配偶者、家族、友人との関係は、女性のほうが良好だと感じている人が多いと推察できる。

調査結果まとめ

男女ともに、不良回答・良好回答のランキング1位～3位は同じ設問がランクインした。その中でも男性は業務内容、女性は上司からのサポートにストレスを感じている人が多いという特徴が見られた。

一方で、女性は配偶者や家族、友人からのサポートには満足している人が多い傾向にあるようだ。

女性の不良回答である上司からのサポートは、日頃からコミュニケーションをとることで改善される可能性が高い項目といえる。

調査概要
調査期間／2022年4月1日～2023年3月31日
調査対象／ドクタートラスト・ストレスチェック実施サービス2022年度契約企業・団体の一部
企業・団体数／1162
有効受検者数／41万352人（男性25万9817人、女性15万535人）

関連情報
https://doctor-trust.co.jp/
https://www.stresscheck-dt.jp/stella/

構成／清水眞希