HW ELECTROは、3つのコアバリュー「サステナビリティ」「コネクティビティ」「社会貢献」を、軽自動車規格商用EVのあるべき姿として具現化した、Made in JapanのHWEオリジナル新車種「PUZZLE」(パズル)のコンセプトカーを、Japan Mobility Show2023でワールドプレミアとして発表した。
この新モデル「PUZZLE」は2025年初春の発売を目指している。HW ELECTRO独自のアプリ「MyHWE」やHW ELECTROが展開するプラットフォームサービスとも連携することで、「PUZZLE」を通じ、自然災害や環境問題などの社会のあらゆる課題を解決する重要な1ピースとなることを目指していくとしている。
HW ELECTROは、「環境問題」と「社会貢献」の視点から「人に、社会に、不可欠なピースであるために」をコンセプトに、次世代の多用途商用EV「ELEMOシリーズ」の車両の開発・製造と販売を行うファブレスメーカー。2021年4月に国内で初めて輸入小型EV商用車としてナンバーを取得し、2021年7月24日より「ELEMO」(エレモ)、11月20日より「ELEMO-K」の販売を開始した。そして2023年秋に、中型バン「ELEMO-L」が販売開始される。
「PUZZLE」 開発背景
HW ELECTROは、EV普及率の低い日本において、街の隅々を走りワンマイル配送事業に携わる軽商用車をEV化することで、環境負荷の低減及び自然災害に強い街づくりに貢献できると考え、2020年より商用EV「ELEMOシリーズ」の販売を開始した。ELEMOシリーズは、企画から製品化まで短時間で行なえる小回りの効くファブレスメーカーとして、ユーザーのニーズに応える仕様を素早く具現化した製品。また、ラストワンマイル配送のEV化に加え、物流業界のさらなる効率化や事業改革に寄与するために、独自コネクテッド技術の開発も積極的に進めている。
今回、これまでのELEMOシリーズでの経験から得たユーザーや社会の要望を汲み取りながら、掲げているコアバリュー「サステナビリティ」「コネクティビティ」「社会貢献」を一つの車両に集約し、社会の“1ピース”となることを目指し、日本発のHWEオリジナル新車種「PUZZLE」を開発した。
ELEMOシリーズと同様、HW ELECTROが考える高い社会貢献の意識とともに、よりユーザーに寄り添った日本発想の製品づくりにこだわり、クルマを使う悦びや感動を提供できる新車種となっている。
「PUZZLE」今後の展望
新しい軽自動車サイズの商用EV「PUZZLE」は、コンセプトカーを元にした量産モデルの計画が進んでおり、2024年末~2025年春での販売を目指している。また、価格は走行距離1キロ1万円、1台あたり200万円(税別)を予定している。
「PUZZLE」は、HW ELECTROという企業そのものが社会におけるひとつのピースになりたいという想いを結集させた新車種。これまでのクルマとは一線を画す、災害時に役立つ移動電源としての機能やエマージェンシーキットの常備、Wi-Fi機能搭載に加え、独自のコネクテッドカーアプリケーション「MyHWE」やHW ELECTROののプラットフォームサービスと連携し、随時機能を増やしアップデートしていくことで、これからの時代に必要とされる車両・社会を目指し、「PUZZLE」が世の中を走ることで、EVや商用車が社会貢献に欠かせない存在であることを証明する。
同時に、HW ELECTROが考える「商用EVが災害時の救済ツールになることの価値」を、広く多くの方々にご理解いただけるように努めていくとしている。