小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ジュエリー販売の4℃の収益力が回復、ブライダル部門縮小による選択と集中の効果とは?

2023.11.02

クリスマスシーズンが近づくと、SNSで論争が巻き起こることで知られるジュエリーブランド「4℃(ヨンドシー)」。そのブランドを展開する4℃ホールディングスの業績が上向いてきました。

2024年2月期第2四半期の売上高は前年同期間比3.2%増の191億1,000万円、営業利益は同65.7%増の10億6,900万円となりました。主力のジュエリー事業はわずかな減収となったものの、大幅な増益となっており、構造改革を進めた成果が出てきました。特に不調だったブライダル部門の退店効果が表れています。

アパレル事業では出店を強化し、増収へと貢献。ジュエリーとアパレルの両輪で業績回復を主導しています。

業績は底打ち反転して回復軌道に

4℃は上半期の営業利益を8億円と予想していましたが、その1.3倍で着地しました。

同社は2024年2月期の売上高を前期比1.3%増の400億円、営業利益を同6.1%増の21億円と予想しています。2期連続の増収増益予想です。計画通りに進むと、営業利益率は5.3%となり、前期よりも0.3ポイント高まります。

決算短信より

4℃は長らく業績低迷に苦心していました。2017年2月期に6期ぶりの減収、翌期には減収減益となり、5期連続でそれが続いてしまいます。2019年2月期の営業利益率は10.6%ありましたが、コロナ禍もあって2022年2月期は4.7%まで下がりました。

苦戦している要因の一つが、ブライダルジュエリーでした。この市場は婚礼数の縮小とともに下がっており、矢野経済研究所によると2019年は1,568億円。10年でおよそ400億円が失われています。

しかしながら、婚約指輪や結婚指輪を探す男性や女性はジュエリーショップにとって主要な顧客であることは間違いありません。一定の需要があるため、ブライダル専門のショップを展開していれば、その受け皿になりました。

4℃はコロナ禍が到来する2020年2月末時点で、40の専門店を出店していました。国内で展開する全店舗の2割に相当します。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年9月13日(金) 発売

DIME最新号は「AIスマホ Copilot+ PC 完全攻略ガイド」!SKY-HI、パリ五輪代表Shigekixも登場!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。