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「xmlファイル」とは何か?覚えておくと便利なExcelで開く方法

2024.08.26

ITエンジニアとして働く場合、XMLファイルを扱う機会は多い。

エンジニア職を目指す方は、XMLファイルの知識は必須と言っていい。

本記事ではXMLファイルとは何かについて解説する。XMLファイルとHTMLファイルの違い、XMLファイルをブラウザやExcelで開く方法についてもまとめた。

XMLファイルとは?

XMLとはExtensible Markup Languagの略であり、HTMLと同様にマークアップ言語に分類される。マークアップ言語とは、テキストをタグで括ることで構造化する表記ルールのことだ。XMLが書かれた文書はXMLファイルと呼ばれる。XMLファイルはテキストエディタはもちろんのこと、WebブラウザやExcelなどでも開くことが可能だ。

  

XMLとHTMLの違い

HTMLも同じマークアップ言語だが、HTMLはWebページを表示するのに特化している。HTMLとXMLのもっとも分かりやすい違いは、HTMLはタグの使用ルールが予め決められている点だ。

たとえば、HTMLには「<B>」というタグがあるが、これは文章を太字にするために用いられるものであり、それ以外には使うことができない。対してHTMLはタグのルールを自由に決めることができる。

XMLを使うメリット

XMLはタグを自分で分かりやすいように設定できる。日本語にすることもできるため、そのデータが何を意味するのか分かりやすくなる。また、XMLはデータのやり取りや設定ファイルの生成など、幅広い場面で使うことができるのも特徴だ。

XMLファイルの作り方

XMLファイルの作り方について解説する。XMLファイルを作る手順は次の通りだ。

  1. メモ帳などを用意する
  2. 文字コードを指定する
  3. タグを記述する
  4. タグ内にデータを記述する
  5. 名前を付けて保存する

1つ1つの作成Stepについて詳しく解説していく。

  

1.メモ帳などを用意する

XMLファイルはテキストエディタで開くことが可能だ。まずは普段使っているテキストエディタを用意しよう。テキストエディタを持っていない方は、Windowsに最初から入っているメモ帳でも問題ない。

メモ帳を開くには、まず「Windowsボタン」をクリックする。その後「すべてのアプリ」を選択し、検索窓に「メモ帳」を入力すれば、メモ帳を探すことができる。

2.文字コードを指定する

XMLを記述する際は、冒頭に文字コードを指定する必要がある。文字コードとは文字や記号の種類をコンピューターが認識するために割り当てられたもののことだ。

以下の画像のように、冒頭に「<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″ ?>」と記入する。

「encoding=」の後に文字コードを記入する。文字コードは現在は「UTF-8」とするのが一般的だ。また、「version=”1.0”」はXMLのバージョンを指定している。XMLのバージョンには「1.0」と「1.1」の2つがあるが、ここでは「1.0」の方を選択した。

3.タグを記述する

続いて、XMLのタグを記述していく。ここでは試しに、自己紹介のデータを入力していこう。まず、「<自己紹介></自己紹介>」というタグを記入する。その中に、「<名前></名前>」「<性別></性別>」「<年齢></年齢>」「<趣味></趣味>」というタグを入れる。

マークアップ言語は「<{タグ名}></{タグ名}>」という形で記入するのが基本である。タグ名の間に、そのタグを反映させたいデータを記入する。

4.タグ内にデータを記述する

続いて、作成したタグの中にデータを記述していく。ここでは例として、以下のように記述した。画像の記述をそのまま真似ても問題ないし、自分のプロフィールに書き換えても良いだろう。

このようにXMLでは、タグの中にデータを書き込んでいくのが基本だ。XMLではタグ名を日本語にできるため、記述した本人以外が見ても、何のデータを保持しているのか一目で分かるようになっている。

5.名前を付けて保存する

最後に、作成したXMLファイルに名前を付けて保存しよう。名前は何でも良いが、拡張子は「xml」にする必要がある。拡張子を正しく付けないと、コンピュータがXMLファイルだと認識してくれない。ここでは「test.xml」と付けた。

XMLファイルを開く方法

最後に、XMLファイルを開く方法について紹介しよう。「ブラウザで開く方法」「Excelで開く方法」をそれぞれ解説していく。

XMLファイルの開き方

  

ブラウザで開く

まず、WebブラウザでXMLファイルを開く方法を紹介する。

ファイルを保存したフォルダを開いたら、XMLファイルのファイル名を右クリックしよう。そして、「このアプリケーションで開く」する。出てきたアプリケーション一覧の中から、Webブラウザを選択する。ここでは「Google Chrome」を選択した。

Webブラウザ名をクリックすると、XMLデータが表示される。画像のようにインデントされてデータが表示されれば、正しいXMLファイルを作成できている。

「自己紹介」の隣の三角マークをクリックすると、「<自己紹介>」の中のデータを折りたたむことができる。XMLではこのように中のデータを折りたたむことができるため、データ量が多くなったとしても全体の構造を把握しやすくなる。

Excelで開く

次に、Excelで開く方法を紹介する。先ほど同様にファイル名を右クリックし、「このアプリケーションで開く」を選択する。今後は「Microsoft Excel」をクリックする。

すると、画像のように表形式でデータが出力される。Excel上ではタグ名を変更したりデータを追加したりすることが可能だ。

構成/編集部

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