BEVだからこその高い走行性能と未来的なビジュアルを追求したエクステリア
デザインテーマを「Provocative Simplicity」とし、挑発的な存在感と研ぎ澄まされたシンプルなデザインを目指しレクサスの独自性を発展させた。空力性能に主眼を置き、BEVならではの機能/構造をデザインの特徴とすることで、一目見て心を揺さぶる低重心で凝縮感ある美しいフォルムを追求した。
さらに、低く構えたフードから連続させたスリークなシルエットと後方に向かって大きく絞り込んだキャビンのフォルムでリヤタイヤの張り出しを強調し、高い空力性能とワイドなスタンスの両立を図った。
また、スピンドルボディはフロントフェイスに留まらず、ドアサイド、リヤバンパーへと断面を連続させることで、電動化による機能とデザインの進化を全方位で象徴的に表現した。
そして、エアインテーク、エアアウトレットなどの空力デバイスを取り込むことで、空力性能に配慮しつつもコモディティ化させない、情感と独自性あふれるエクステリアとした。
BEVアーキテクチャーがもたらす伸びやかな室内空間とDigitalized Intelligent Cockpit
前席乗員を前方に低く着座させ室内空間に広がりを生み出し、フルフラットなフロアやパノラマルーフによる頭上の広がりで、外観からは想像できない開放的なインテリアデザインを実現した。
また、従来のコックピットでは広い範囲に散らばっていた各種の操作機能を、ステアリング両サイドのデジタルパッドに全て内蔵。
シフトやドライブモードセレクトなどの車両に関する操作系は左のデジタルパッドの中に、音楽やクライメイトコントロール、電話やAIからの提案に対する応答などの快適装備系は右のデジタルパッドに格納し、直感的で操作しやすい独自のレイアウトを確立した。
「Eyes on the road(常に路面を注視している状態)」を追求し、ヘッドアップディスプレイと同じ原理でフロントウィンドウに情報を映し出す遠視点メーターを採用したほか、車体の両サイドにデジタルミラーを搭載。
車両周辺の映像を投影することで、視線移動を最小限に抑え、運転に集中できるコックピットを実現。さらに、助手席前の大型モニターはエンターテイメントや多様なアプリの拡張ができるオープンプラットフォームとし、モビリティの未来の可能性を拡げる。