セッティング(2)…アプリをインストール
続いて、スマホに専用アプリ「+Style」のアプリをインストールし、アカウント登録、もろもろの設定。それが終われば、アプリ操作画面で細かな設定ができる。
「フード設定画面」では、給餌スケジュールやポーション数(1ポーション=5g)の設定が可能。最大12ポーションまで設定できる。ちなみにこの給餌スケジュールは、スマホ画面から簡単に確認・変更が可能。
設定完了!わが家の愛猫は使ってくれるか?
決めた時間にフードが出ても、ペットが気がつかないと結局は時間がたって、フードが酸化してしまう。それを防ぐためにこの「もぐもぐウォッチャー」では、フードが出る時に、ベルのような音がする仕組みになっている。これなら少し離れていても、アラーム音を合図に「もぐもぐウォッチャー」のところに来るというわけだ。
しかしじつはわが家のドーラは、元保護猫ということもあり、かなりのビビリ。警戒心が強く、おもちゃでも音が出るようなものは絶対に近づかない。なので不安だったが…。
やはり、この音に驚いておびえ、私の足に体を押し付けて遠巻きに見るばかり…。
そこでアプリの質問コーナーで「音は消せるのか」を調べてみた。
このとおり「フード音」を「消す」に設定すれば、無音で給餌できる。また本体からフード音を録音することができるので、飼い主が呼びかける声をフード音にすることも可能だ。
アラーム音を消して再度トライ。今度はフードが出てくるのを見て、意外にすんなり食べてくれた!
外出先から、食べているかどうかをカメラで確認できる
実際に「もぐもぐウォッチャー」を使ってみて特に便利だと感じたのは、本体に搭載されたカメラがスマホと連携していいて、常にチェックできること。上の写真のように、皿が必ず入る画角になっていて、フードが減っているか残っているかがわかり、食べている様子がチェックできるばかりではない。このカメラ操作画面からできることは、以下のとおり実にたくさんある。
◎写真撮影…カメラ画面を写真で撮影可能
◎記録…カメラ画面を動画で録画可能
◎双方向通話…長押しでスマホから本体へ通話が可能。給餌器本体から音声が発信される
◎アルバム…記録した画像や録画を確認可能。データはスマホへ保存することもできる
◎給餌…ワンタップで給餌することが可能(手動給餌)
◎スピーカー…タップすると本体が拾った音声をスマホに発信
◎検知設定…モーション検知や検知エリアについての設定が可能
◎再生…MicroSDカードが保存された動画を再生可能 ※※MicroSDカードは別売
つまり、外から「もぐもぐウォッチャー」の近くにいるペットに呼びかけたり、逆に室内にいるペットの声や物音を、スピーカーで聞くことができたりするのだ。これはすごいことではないだろうか。
これは、実際に留守中にドーラがフードを食べているところを撮影した写真。テーブルの上でうとうとしていたドーラが、フードが落ちる音を聞きつけて少し食べ、リビングを去っていく様子が確認できた。ちなみに、+Styleアプリで複数台のホームカメラを同時表示すれば、給餌音を発信してもフードを食べに来ない場合、ほかの場所もチェックできる(最大16画面可能)。
この写真をLINEで家族と共有し、外から追加で給餌できるのもありがたい。
※今回は使用しなかったが、+Style Originalシリーズの商品は「デバイス共有」という機能で、最大20人まで操作を共有することも可能とのこと。
給餌機もいろいろなタイプが出ているが、ホームカメラ機能と一体化して、スマホでコントロールできるのは、画期的ではないだろうか。「単なる給餌機では留守中の様子がわからない」「ホームカメラだけではフードが無くなった時に補充できない」という二つの不安を同時に解消できるツールといえそうだ。
取材・文/桑原恵美子
取材協力/BBソフトサービス株式会社