スタートアップ投資を行なう方法は大きく以下の2つに分けられる
ユニコーンファンド
HiJojoユニコーンファンド
米国の上場直前期企業を対象にした投資ファンド。1口数十万円から投資できる仕組みは似ているが契約の内容や投資先企業の特徴が異なる。
株式投資型クラウドファンディング
CF Angels
10万円から投資でき、のべ29件の募集を実施。今後は地方企業の活性化を目指したオンラインピッチなどにも力を入れていく。
イークラウド
2020年にサービスを開始し、資金調達する企業の成長支援に強みがある。投資家登録はスマホで完結。最短即日での投資が可能だ。
FUNDINNO
日本初の株式投資型クラウドファンディング企業で、登録ユーザー数十万人超を抱える。累計成約金額は100億円を突破している。
【新しい投資2】Web3投資
TECHFUND
代表取締役
松山雄太さん
1988年生まれ。2014年、株式会社TECHFUNDを設立。ブロックチェーンアプリケーション開発のためのクラウドサービス「ACCEL BaaS(アクセルバース)」の開発・提供などを行なう。
次世代の新技術として 投資する価値がある
ネットワークに参加した人たちが相互にデータを持ち合って、中央管理者を置かずに、データの記録ができるブロックチェーン。この技術は主にビットコインなどの暗号資産や、アート作品などを本物だと証明するNFTに使われている。これらの金融商品は、価格変動の大きさから〝億り人〟になれるとして、たびたび過熱気味に投資マネーが集まってきた。ブロックチェーン黎明期から関連事業や投資に携わるTECHFUND代表取締役の松山雄太さんは「ブロックチェーン技術で実現したネット世界がWeb3」だと定義づけたうえで、その投資妙味を語る。
「2023年は投資サイクルが一巡し低迷気味でしたが、来年以降は再び盛り返すと見ています。なぜなら、Web3上でのゲームやコンテンツの実装に必要なブロックチェーン技術の一機能『スマートコントラクト』の実装が増えているためです」(松山さん)
投資を行なうには国内外の取引所を使い、保管するウォレットのセキュリティー対策を行なう必要がある。事前の用意に敷居が高い面があるが、次世代技術として投資する価値がありそうだ。
ビットコインの価格とVCのWeb3投資額は連動する
ビットコイン価格の上下に連動するようにWeb3関連の投資も推移してきた。「2017年のビットコインや2021年のNFTブームが終えて一段落した今、実は投資を始めるには絶好の仕込み時かもしれません」(松山さん)
引用:米Galaxy社2023年調査データより