政治的に安定し天然資源が豊富な東南アジアの新星・ベトナム
製造業がGDPの25%以上
スマホ用の半導体やオートバイの製造、家庭園芸用品など様々な製造業種が軒を連ねる。2022年には日本のトイレメーカーTOTOが新たに、ベトナム第4工場の稼働を始めるなど海外からの進出も多い。
平均年齢約32歳で生気あふれる鉱物資源の国
日本人にとって観光地としてなじみ深いベトナムは、実はこれから経済成長していく期待が高く、投資対象として一考に値する国である。
「鉱物資源があり、外貨獲得を狙って関税の引き下げや製造業の強化をしています。国民の平均年齢が約32歳と若く生気あふれる国として期待できます」(岡元さん)
しかし、「まだベトナム特化の金融商品は種類が少なく、米国ETFの『ヴァンエックETF(VNW)』や国内投資信託の『イーストスプリング・ベトナム株式ファンド』くらいしかありません」(同前)。
平均年齢約32歳とアジア中でも若く成長が続く
日本に比べて3分の1ほどの物価であるが生産人口の比率が高く、この先順調に経済成長していくと見られる。一方2040年には65歳以上の比率が15%以上になるなど、急激に高齢化が進むリスクもある。
複数の先進国に分散して投資するのもあり?
キーワードは「エマージングファンド」新興国に投資する投資信託やETFを総じて「エマージングファンド」という。インドやベトナムなどの1か国に集中投資せず、複数の国や地域にまたがって分散投資することでリスクが低減できる。
※5年平均の年率。
取材・文/久我吉史 イラスト/しまだたかひろ
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