ITだけじゃない力強さ!新興国株投資の本命馬・インド
シリコンバレーを凌駕するほどのIT力
インドのシリコンバレーと呼ばれるベンガルールには、世界的に活躍するインド最大手のIT企業タタ・コンサルタンシーや、それに次ぐ規模で、インドでは初めて米国NASDAQに上場したインフォシスの拠点が置かれている。
タンス預金大国・インドが銀行を使い始めたら……
インドといえば数学に強くIT力の高さで知られている。
「それ以上に注目したいのは銀行です。日本と異なり銀行口座保有率が低く、タンスにしか預金していない人が多いです。この先、銀行サービス需要増が見込めるため、成長産業となっています。資産規模が大きいICICI銀行やHDFC銀行は米国株として取引できます。一方インドには自国に資源がないというリスクがありますが、石油の輸入を、ロシア相手にうまく交渉するなど外交力でカバーしています」(岡元さん)
ほかにも社会インフラが整備されていくところに、様々な投資機会を見いだせるかもしれない。
出生率の激増に対し生活用品にも投資機運がある
衛生用品メーカーであるユニ・チャームはパンツ型おむつを投じ、高い出生率で生まれる市場を取り込む。「日本企業の進出時は、新興国の取り組みだけでなく日本での業績も注視しましょう」(岡元さん)
インドに投資できる投資信託やETFスズキはインドでシェア50%超を誇る。またインド企業に分散投資する投資信託は複数あり、日経225に相当するインドのインデックスは「Nifty50」が有名で、これに連動する投資信託も購入可能だ。