相続前に話し合いをしていたのは約8割。話し合った内容の最多は「財産の分割方法」
相続について、「事前に親族と確認・話し合い・相談をしていたか」という質問については、「きちんと確認・話し合い・相談をしていた」が55.4%、「少しだけ確認・話し合い・相談をしていた」が20.3%となり、程度に差はあれど約8割が事前に話し合いをしていた。
一方で「確認・話し合い・相談をしていない」という人も2割程度存在することが明らかになった。
また、事前に話し合った内容については、「財産の分割方法」が最も多く50.4%で、「相続される財産の詳細」(43.6%)、「法定相続人にあたる人が誰か」(29.2%)が続いている。一般的に「家族間でお金や財産の話はしづらい」と感じる人も多いと考えられるが、相続においては自分が受け取る可能性がある財産について、具体的に話し合っていることが伺える。
「売却時の後悔」は「買い手がなかなか見つからない」が最上位
相続した不動産を売却した際に後悔した点について聞いたところ、「買い手がなかなか見つからなかった」(13.2%)や「安易に価格を下げてしまった」(12.1%)、「価格や担当者を、複数の不動産会社でしっかり比較しなかった」(11.5%)などの項目が上位となった。
一方で回答として最も多かったのは「選択肢にあてはまるものはない」(50.8%)で、この状況から、一般的な選択肢で括ることができない、家庭ごとの個別の事情があるということも考えられる。