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新NISA攻略の肝は2つの投資枠の使い分けとiDeCoとの併用にあり

2023.11.15PR

【Q8】含み益が増えて利益を確定したい時は積み立てをやめていいでしょうか?

[A]20%以上のリターンが出ていればOKだが、大事なのは市場に居続けること。

「〝積み立ての継続〟こそ積立投資を成功させる最もシンプルな方法です。利益確定すると、その資金はそれ以降の投資機会が奪われることになります。利益確定をしてもいいのは、20%以上のリターンが出ていて、次に投資したいものがある時などです」

【Q9】新NISAとiDeCo、両方やるべき?

[A]iDeCoのほうが実は優先度は高い。

理由は2つ。「1点目は、iDeCoには掛け金の拠出に年齢制限があるため。2点目はiDeCoには、掛け金が全額所得控除されるというNISAにはないメリットがあるからです。これは最大限活用すべきです」。ただし、老後の所得補償を目的とした制度で原則60歳まで引き出せない点に注意。

iDeCoとは?

【Q10】企業型DCに加入している場合、iDeCoも入れる?

[A]入れます。iDeCoかマッチング拠出かを選択して加入を!所得控除の対象になります。

「2022年10月以降、企業型DC(企業型確定拠出年金)に加入する会社員が、iDeCoにも入りやすくなりました。企業型DCではマッチング拠出が認められているので、企業型DC加入者はどちらかを選ぶことができます」。マッチング拠出とは、会社が拠出する掛金に加入者が上乗せする制度で、上乗せする掛け金もiDeCoと同様に全額が所得控除の対象に。

iDeCoとマッチング拠出の比較

【Q11】iDeCoに加入するなら、口座はどこで開設するのがいい?

[A]口座管理手数料0円の金融機関を選ぶとお得です。

iDeCoに加入するといくつかの手数料がかかる。そのうち口座管理手数料は設定額が様々(※2)なので注意したい。ネット証券では無料のところもある。「10年、20年と払い続けると、手数料の負担で大きな違いが出てきます」

※2 厳密には口座管理手数料は国民年金基金連合会、信託銀行、加入窓口となる金融機関の三者が徴収する。そのうち加入窓口となる金融機関の設定額は0円~500円と様々。

【Q12】新NISAで選ぶべき投資信託は?

[A]プロが太鼓判を押すのはこの9つ!

「中長期保有ならまずはインデックス。『eMAXIS Slim』シリーズなら多くの金融機関でラインアップされています。

〝ライフイベントの出費を見据えた運用向け〟〝50代から始める場合のリスクを抑えた運用向け〟については、いつでも資金を引き出せるよう、リスクを抑えたアクティブ型を選んでいます」。

なお、iDeCoで選ぶべき投資信託も、〝長期保有のための最初の一本〟と同じく、国内外の株式に幅広く分散投資しているインデックス型が基本。

長期保有のための最初の一本※3 投資信託のリターン(年率)は9月22日時点。

ライフイベントの出費を見据えた運用向け

50代から始める場合のリスクを抑えた運用向け

取材・文/松岡賢治 イラスト/しまだたかひろ、KAZMOIS

無理なく資産5000万円を貯める方法とは?DIME最新号は「新NISA」の大特集!

 いよいよ、2024年1月から新しいNISAがスタートします。新しいNISAは、利用しないともったいないと言われる、資産運用をサポートする魅力的な制度。新NISAでは、年間の投資枠が大幅に増え、投資商品の非課税期間が無期限となります。

 また、非課税保有期間や口座開設期間の制限が緩和され、より柔軟な運用が期待できます。とはいえ、投資初心者にとっては、不安も多いはず。そこでDIME編集部では、10月14日(※関西・東海地区の一部書店は10月13日)に発売されるDIME12月号にて、新NISAが気になっている方、本気で資産運用を始めたい方のために、無理なく資産を運用できる方法を、第一線で活躍している投資のスペシャリストたちに解説していただきました。また、特集では資産80億円を稼いでいる注目の投資家・テスタさんも登場。初心者のための「投資の鉄則5か条」を指南しています。

DIME12月号 価格790円(税込) 

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 新NISAを始めたい、新NISAのことをもっと知りたい、何をどうしたらいいのかよくわからないという人が多いのも事実。そんな方はぜひ、DIME12月号を参考にして始めてみてはいかがでしょうか。

◆動画を見る

特集 1 「新NISAで5000万円貯める!」

新NISA×iDeCoでトリプル長期運用術、プロが太鼓判を押す9つの投資信託、個別株、新興国株、外貨、債券先物、完全攻略!80億円投資家テスタさんに聞く「投資の鉄則5か条」、〝お金の増やし方〟はこう変わる!

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