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各社から続々と登場するスマートロック、技術開発はどこまで進んでいる?

2023.10.27

近年、都内を中心に強盗事件が多発しているニュースを受け、家庭もオフィスも防犯対策に力を入れる意識が高まっているのではないだろうか。電子錠やスマホから操作できるスマートロックなど、防犯強化につながる「カギ」に関するソリューションも多数生まれている。今回は、家庭向け、オフィス向けスマートロックの需要や最新技術を探ってみた。

暗証番号解錠も可能!家庭向けスマートロック

「Qrio Lock Q-SL2」Qrio Store販売価格 25,300円(税込)

スマートロックとは、スマートフォンの専用アプリで操作するカギのこと。ドアに通信機能を持った本体機器を取り付け、アプリからBluetoothやWi-Fiなどの無線通信を通して遠隔で指示を送ることで、本体機器が鍵の開閉を自動で行う。

ソニーグループのIoT企業Qrio株式会社の家庭用のスマートロック「Qrio Lock」は、工事不要で、賃貸住宅でも簡単に取り付けが可能だ。

施錠、解錠操作のレスポンスを極限まで短縮しているほか、ハンズフリー解錠機能やオートロック機能、施錠・解錠操作の履歴表示などの機能もある。

●「Qrio Lock」のこだわりと強み

Qrio Lockにはどのようなこだわりがあるのだろうか。同社の広報担当者は、次のように話す。

「スマートロック機器はカギを管理するデバイスなので、長きに渡り、普段使いできる使い勝手が求められます。Qrio Lockでは旧型機時代からのお客様サポートで集めた知見をもとに、サムターン錠(※1)だけでなくプッシュプル錠(※2)への対応も拡大しました」

※1 サムターン錠:ドアの室内側に付いているツマミ(金具)を回すと錠の開け閉めができる仕組みの錠のこと。

※2 プッシュプル錠:室外側からドアのハンドルを引く動作、室内側からはハンドルを押す動作でドアを開閉できる長いグリップ形状の錠のこと。

また、強みについては次のことがあるという。

「ソフトウェアとハードウェアを両立していけるのが私たちの強みです。片方の品質が良いだけではスマートロックの品質としては不合格と考えます。
スマホアプリはソフトウェア領域で数多くのサービスを作ってきたメンバーが品質向上に対しての取り組みを行い、ハードウェアについてはこれまでソニーの中で数多くのプロダクトを設計・量産してきたメンバーが行っています」

●「Qrio Lock」のオプション品

Qrio Lockには複数のオプション品があり、これらの機器を連携することで、スマートロックの体験がさらに向上する。

・Qrio Hub

「Qrio Hub(Q-H1A)」Qrio Store販売価格 9,680円(税込)

Qrio HubとQrio Lockを連携すると、外出先からQrio Lockをリモート操作できる。スマートロック近くのコンセントに挿し、アプリから初期設定を行うだけで使える。連携しておけば、Qrio Lockの操作情報がスマートフォンに通知され、、いつ、誰が解施錠したかがわかるので、家族の外出や帰宅のサインになって安心だ。

・Qrio Pad

「Qrio Pad」Qrio Store販売価格 22,000 円(税込)

Qrio Padは、スマートフォンがなくても専用のQrio Cardや暗証番号でも解錠できるオプションデバイス。オートロック機能によって万が一締め出されてしまった場合も問題ない。
セキュリティ面でも工夫がされている。暗証番号の盗み見防止や暗証番号とダミーの番号を織り交ぜる機能、複数回入力エラーの際は、暗証番号の入力が不可になる機能などが備わる。

●スマートホームの一機能として連携

2023年7月からは、ラトックシステム株式会社の製品「smalia(スマリア)スマートリモコン」との連携を開始した。

smaliaスマートリモコンは家電操作ができるが、Qrio Lockを取り付けた家のカギの解施錠に対応した。エアコンやテレビなどの家電の操作に加え、Qrio Lockを用いた家のカギをsmaliaアプリからも操作できる。

ただスマホで開けられるだけでなく、オプション品などを使えばより自由度の高いカギの開閉が可能になるのはユーザーにとってありがたい。さらなるセキュリティ強化と技術進化に期待したい。

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