約10年ほど前に一大ブームとなった軍隊式エクササイズ「ビリーズブートキャンプ」。その令和版がコロナ禍に一時復活。2020年にリリースした「令和版 ビリーズブートキャンプ」は、総受講回数770万回超え、入隊者はリリース後2日間で7000人と、大きな反響を呼んだ。
コロナ禍で健康意識が高まった人は多く、なにかしらの運動を始めたという話もよく耳にする。「ビリーズブートキャンプ」のような有酸素運動と音楽を組み合わせたフィットネスは、ダンスのように楽しみながらエクササイズができるため、一定数の人気を誇っている。
今回は、オンラインやリアルジムでチャレンジできる、最新ダンス系フィットネスを3つご紹介したい。現役ヨガインストラクター・ダンサーでもある筆者が解説していく。
【1】運動・ダンス経験者も満足の内容。程よい難易度の「DISCONESS」
総合フィットネスクラブを展開する株式会社ティップネスがダンサーのSAMさんと共同で開発した「DISCONESS」。ディスコの名曲にあわせ、SAMさんが振付け・出演するレッスン動画を見て学ぶ、配信型のダンスフィットネスプログラムだ。
このプログラムは、ディスコダンスを愛するダンサー、SAMさんが指導をしてくれ、懐かしい動きから最新のダンスステップまで組み込まれた振付を楽しめるのが特徴だという。視聴期間内は、全12動画を何度でも見放題なので、くり返し見て学べるのもポイントだ。
■「DISCONESS」を実際に体験!
筆者もプログラムを体験させていただいた。まず1番の感想として、程よい難易度があるのが良い。巷のフィットネスプログラムというのは、大半が初心者でも楽しめるようになっているため、難易度が高いものは少ない印象がある。そのため、ある程度の運動経験者には物足りない場合も多いのだ。
その点、このプログラムをしっかりと踊れるようになるには、ある程度の練習が必要であり、運動経験者やダンス経験者にもやりがいのある内容になっている。
かと言って、すごく難しい訳ではない。1曲の振付を5つのブロックに分け、それぞれ5~10分程度のテロップつきの動画で指導してくれる。そのため、初心者でも、段階を踏んで振付を学ぶことができる。
上級者向けのアレンジパートも組み込まれているので、さらなる難易度を求める方も満足できるだろう。
ただ欲を言えば、これがスタジオのレッスンとして受けられたら、なお良いと思うのだ。動画でダンスを学ぶというのは、生で目の前で見て学ぶよりもはるかに難しいものだ。さらに、ひとりで行うのはモチベーションの維持も難しい。
しかし、配信コンテンツは好きな時間にできる、忙しくてスタジオに通えない人でもできるなどの利点もあるため、そのような方にはオススメだ。
過去にディスコを楽しまれていた方や、名曲に合わせてディスコダンスを楽しみたい方、難易度の高いエクササイズを体験したい方は、ぜひチェックしてみて欲しい。
「DISCONESS」
※第一弾はBoogie Wonderland(Earth,Wind & Fire)
https://online.tipness.co.jp/lp/disconess.html