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炊飯試験で使った「ごはん」をアップサイクル!象印がクラフトビール「ハレと穂」を作った理由

2023.10.16

象印マホービンは、今までは農作物の堆肥としてリサイクルしていた炊飯ジャーの開発時に使用された試験用の「ごはん」を原料とし、別の商品として新しい価値を生み出すアップサイクルの取り組みを進めている。その取り組みから生まれたのが、炊飯ジャー開発時に使われた試験米を原料にしたクラフトビール「ハレと穂」だ。

今回は、「ハレと穂」の開発を担当された象印マホービン株式会社、新事業開発室サブマネージャー栗栖美和さんに商品誕生の裏側についてお話を伺った。

*本稿はインタビューから一部の内容を要約、抜粋したものです。全内容はVoicyから聴くことができます。

ごはんを原料にした新たなクラフトビール「ハレと穂」

炊飯器や水筒・タンブラーなどのイメージが強い、象印マホービン。同社がクラフトビールを発売するというニュースは、大きな反響を呼んだ。栗栖さんは、同製品の特徴について次のように話す。

「みなさんご存知のように、象印マホービンは炊飯ジャーの生産をしている会社です。開発時の試験では、多くのごはんを炊いており、余ったごはんをどうするかが社内課題となっていました。そこで、ごはんを原料として作ったのが、今回のクラフトビール『ハレと穂』です。ごはんを原料としているため、さっぱりとドライな後味に仕上がっています」(栗栖さん)。

クラフトビール「ハレと穂」は、象印が運営するレストラン「象印食堂」での乾杯シーンを想定して開発されたという。味わいや飲み口、デザインも象印食堂に合わせたものを採用している。

「象印食堂で提供される和食に合うよう、白ブドウ果汁を加えた爽やかな味わいにしています。また、乾杯にふさわしいシュワっとした炭酸感があり、繊細な味付けの料理と楽しんでいただけるよう、苦味のバランスも調整しているんです。白いピカピカとしたごはんを想起していただけるよう、ビールも淡い色合いにしています」(栗栖さん)。

象印がビールの開発に挑んだ背景

象印マホービンでは炊飯ジャーの開発では、年間30tものごはんが使用されているという。同社では、2021年からごはんを資源としたアップサイクルの取り組みがスタート。今回、クラフトビールに注目した背景について、栗栖さんは次のように語る。

「2021年以前も象印では、ごはんを堆肥としてリサイクルしていました。ただ、リサイクルするにも費用がかかります。この資源を活かして何か価値のあるものを作れるのではと、ごはんを使用したアップサイクルの第一弾として『除菌ウエットティッシュ』を開発しました。これは、ごはんを発酵処理してエタノールへとアップサイクルした商品です。そうした取り組みをしている中で、フードロス削減に取り組むスタートアップ企業『CRUST(クラスト)』と出会い、クラフトビールを作ることを提案していただき、今回の開発に至ったんです」(栗栖さん)。

パートナー企業の協力を得て完成したクラフトビール

今回の「ハレと穂」の開発は、CRUST社に加え、クラフトビールメーカーと連携しながら進められた。

「CRUSTさんは、フードロスをビールやノンアルコール飲料にアップサイクルするレシピをお持ちの会社で、クラフトビールメーカーの伊勢角屋さんをご紹介いただいたんです。私たちには、クラフトビールの開発に関する知見はもちろんありませんでした。食品の開発自体も初めてでしたので、本当に他の会社さんの協力がなければ、実現できていなかったと思います」(栗栖さん)。

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