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言うことを聞かない部下とうまく関係を構築する3つの方法

2023.10.15

「言うことを聞かない」「反抗的な態度を取ってくる」など、部下と上司である自分との関係に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

どんな理由があるにしても、組織の中で上司と部下という決まった立場には従うべきはず。しかし、それでも言うことを聞かない部下には何か原因があるのかもしれません。その原因は、部下本人にあるのか、それとも上司であるあなたにあるのか。今回は部下が言うことを聞かない原因とその対処法についてご紹介します。

部下が言うことを聞かない原因3

まず、原因を考える前に、その部下についてお伺いします。その部下は、誰の言うことも聞かないのか、あなただけの言うことを聞かないのか、どちらでしょうか。

誰の言うことも聞かない部下であれば、みんなの気を引きたいだけのかまってちゃんか、プライドが高くて誰かに従うということができないタイプなど、部下自身の原因なので、上司であるあなたができることは少ないでしょう。

ここでは、上司と部下のコミュニケーションの不和から生まれる原因について触れていきます。

 1.信頼関係が作れていない

部下が言うことを聞いてくれないのには、部下との信頼関係が作れていないことが原因として考えられます。

信頼していない人から何かを言われたとしても、あなたならちゃんと聞き入れたり、相手の言動を受け入れることができるでしょうか。

確かに冒頭で話した通り、仕事をする上で企業が決めた上司と部下という関係の中で、そんな感情を優先させるのは部下は少し幼稚なのかもしれません。しかし、そんな行動をさせているのは上司であるあなたの可能性もあるのです。一度、普段の部下とのコ関係を振り返って考えてみる必要があります。

 2.存在を軽視されている

これは部下からというよりも、周囲からという意味も含まれます。普通であれば、上司の言うことを聞かないことは仕事への評価にも関わることのはずです。

しかし、周囲からの信頼や評価が低い上司であれば、「この人の言うことを聞かなくても社内的に問題ないだろう」と部下は思ってしまっても不思議ではありません。

このタイプの上司は、周囲に自分の意見をうまく伝えられない、ミスを指摘できないなど、普段の周囲とのコミュニケーションがうまくいっていない可能性もあります。

 3.すべての部下を公平に接していない

上司は、すべての部下に対して公平な態度が求められます。公平とは、誰に対しても分け隔てをしないことを指します。

あなたはできる部下、人懐っこく一生懸命な部下には多く関わり、一人で黙々と仕事をするタイプの部下やコミュニケーションが上手くない部下には最小限の関わりになってしまっていることはないでしょうか。そんなつもりはなかったとしても、周囲から不公平に見えれば、部下には不満がたまっています。それが、言うことを聞いてくれない原因になっているのかもしれません。

言うことを聞かない部下とうまく関係を構築していく3つの方法

部下とのコミュニケーションがうまく取れるようになると、信頼関係が生まれていきます。信頼関係ができると、言うことを聞いてくれるようになる場合も多くあります。ここでは、上司側ができる、部下との関係の作り方を見ていきます。

1.仕事の指示のみではなく、話をする

あなたが部下に指示を出すとき、一方的に仕事の内容のみを伝えているのであれば、それを改めてください。

仕事の指示を出すときは部下とコミュニケーションが取れるチャンスです。そのときにスケジュールに余裕はあるのか、部下のその他のタスクはどうなっているのかなど、部下の状況を把握するようにしてください。上司から質問をすることで、部下は「気にかけてくれている」と思い、それが信頼関係の構築につながります。

2.注意とフォローを使ってコミュニケーションを取る

部下に対して、何の注意もできない部下は軽視されがちです。そのためには、仕事でのミスなどがあった場合には、上司として注意はしっかり行ってください。

そして、注意をしたあとにはフォローも忘れてはいけません。「ここのミスはダメだったけれど、その後のフォローは良かった」などと、注意とフォローを上手に使ってコミュニケーションをとるように心掛けるといいでしょう。

3.意見を受け入れる、褒める 

部下の意見を受け入れること、褒めることは、円滑なコミュニケーションの大切な要素の1つです。

上司に自分の意見を受け入れられたと思えた部下は承認欲求が満たされ、仕事に対するモチベーションが高まります。褒めることも同様です。

意見を受け入れる場合には、上司としてアドバイスしたりもせずに部下が言い終わるまで聞く姿勢を崩さないでください。褒める場合には、結果よりもプロセスを褒めると部下のやる気を引き出すことにもつながりますので、意識して行ってみてください。

文・構成/藤野綾子

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