今年、Chat GPTをはじめとした生成AIは大きな話題になった。生成AIは今後さらなる活用については日本中の企業が模索しているところだろう。
生成AI全体の市場規模は今後10年において平均成長率27%で成長し、2032年には$118B(約17兆円)を超えると予想されている。その中でもとりわけマーケティング領域への活用は全体の約2割を占め、マーケティング領域への生成AI市場の成長率は全体推移をも上回ると予想されているという。
このような背景を受け、電通デジタルではAIサービスブランド「∞AI(ムゲンエーアイ)」を立上げ、3つのアプリケーションと1つのプラットフォームをリリースした。
電通デジタル代表取締役社長執行役員・瀧本恒(右)と同・執行役員データ&AI部門長・山本覚(左)
企業が保有するデータとAIのシームレスな連携が必要
「生成AI市場の急激な拡大に伴い、多くの企業で顧客とのエンゲージメント向上を目指したAI活用によるサービス・プロダクト開発の検討が行われています。そのような中、企業の目的や特長に沿った最適なAIソリューションの活用や、企業が保有するデータとAIのシームレスな連携など、事業成果を最大化させるための対応が急務となっています」(電通デジタル)
「∞AI(ムゲンエーアイ)」は、3つのAIアプリケーション「∞AI Ads(ムゲンエーアイ アズ)」、「∞AI Chat(ムゲンエーアイ チャット)」、「∞AI Contents(ムゲンエーアイ コンテンツ)」と、それらの基盤となるプラットフォーム「∞AI Marketing Hub(ムゲンエーアイ マーケティング ハブ)」により構成されている。
それぞれ何が可能となり、どのような利益があるのだろうか。本サービスはまだリリースされたばかりである。今後、企業、そして消費者たちが生成AIのマーケティング活動にどのような価値を見出していくのか。電通デジタルがはじめた新たなサービスはそのひとつの指標となりそうだ。
そして、電通デジタルが開始したサービスを通し、生成AIを活用したマーケティングの最前線をぜひチェックしておこう。