2025年4月13日から開催される予定の大阪・関西万博。今年、11月30日には開催500日前、そして入場チケット前売り販売が開始されるということで、全貌が徐々に見え始めてきている。
民間パビリオンでは合計13者の出展者の出展が予定されており、10月4日、この13者のうち、
・日本電信電話株式会社
・電気事業連合会
・住友 EXPO2025推進委員会
・パナソニック ホールディングス株式会社
・三菱大阪・関西万博総合委員会
・玉山デジタルテック株式会社
・一般社団法人日本ガス協会
の7者から各パビリオンの構想を発表された。
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げている。民間パビリオンはそれぞれ、この万博のメインテーマをどのようにパビリオンに組み込んでいるのだろうか。各者のコンセプト、万博にかける思いを見ていきたい。
日本電信電話株式会社(NTT)「NTT Pavilion “Natural”(仮称)」
提供:NTT
NTTパビリオンにおいては、大容量・低遅延・低消費電力の性能を兼ね備えた次世代インフラ“IOWN”をはじめとして、NTTのもつ最先端のR&D技術をフル活用し、来場者のみなさまにワクワクするような未来のコミュニケーションの形が見られるという。
「NTTが2025年の万博でお届けするものは、コミュニケーションを変えていくかもしれない、IOWNを用いた空間・感覚そのものの共有体験です。物理的な距離、心のカベを超えたNaturalな未来の世界をお見せしたい。空間を超え、感覚が伝わる世界。テクノロジーは人間の無限の進化を支えていく。新しい通信の可能性にご期待ください」(日本電信電話株式会社)
電気事業連合会「電力館 可能性のタマゴたち」
提供:電気事業連合会
2022年5月、パビリオンのテーマを「エネルギーの可能性で未来を切り開き、いのち輝く社会の実現へ。」とすでに発表していた電気事業連合会は、この度パビリオンの正式名称を「電力館 可能性のタマゴたち」と決定。
特徴的来な外観をしたパビリオンは、タマゴ型にするとともに、表面には様々な形の平面が組み合わさった「ボロノイ構造」を採用。色を天候や時間帯などによって多様に見え方が変化するシルバーにすることで、未来に向けた多くの可能性を表現するとともに、自然や周囲の環境との調和を目指している。
「『電力館 可能性のタマゴたち』は、カーボンニュートラルのさらにその先を見据え、社会の基盤を支える電力業界ならではの視点で未来社会を描きます」(電気事業連合会)