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高校生が考案!記憶を定着させてくれる不思議な付箋「エビングハウスフセン」

2023.10.07

実際に使ってみた

まずは初日。9月1日に最初の学習。何度も読み込み、ポイントとなる部分を書き写し、また読み込んで、大事なポイントが頭に入っていることを確認。

翌2日、また読み返した。前日に記憶できていたところがけっこう記憶から消えていて、ややショック…。とはいえ、一度は覚えた内容なので、前日よりは記憶するのに時間がかからない。

復習が完了したところで、一番上の「2」をカット。

次は8日に復習すればいいことがわかる。

8日に再度、復習。以前なら、一度覚えたつもりでも1週間たつとほぼ忘れていたのだが、意外に覚えている。やはり、翌日に復習したのが効いているのかもしれない(とはいえ、半分くらいは忘れていたのだが…)。

再度読み込んで記憶し、「8」を切り取る。手書きした「29」が、次の復習日。このようにやってみたところ、以前の「覚えたそばから忘れる」という状態ではなくなった。

自作してみた

オシャレなデザインだが、1冊800円と、付箋にしては高い。「学習した日」「翌日」「1週間後」「1か月後」が印刷されている付箋、というだけなら、無地の付箋に書き込めば自作できるのでは?と思い、作ってみた。

無地の付箋に4つの数字を書き込むだけ。

これを必要な分だけ作ればいい。

数えるのが面倒といえば面倒なので、購入した後、使い切る前に写真を撮っておくのがおすすめだ。

「記憶力は年齢とともに衰えるもの」という思い込みがあったが、学習法によってはまだまだいけるという自信がついた。また以前は自分がどこまで覚えているのかも把握できなかったため、手当たりしだいの復習で、復習自体がおっくうになっていた。しかし「今日はこことを復習すればいい」と、付箋の日付を見ればわかるので、自然に復習習慣がついたのも収穫だった。

この年でもそれなりに手ごたえがあったのだから、記憶力のいい若い世代なら、もっと効果的だろう。

取材・文/桑原恵美子

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