高校生が「位置情報共有アプリ/サービス」を使う理由は?
「位置情報共有アプリ/サービス」を使っている高校生に、その理由を聞いた。
全体1位は「待ち合わせに便利だから」、2位は「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」、3位は「いまの自分の状況(いる場所や行動など)を共有できるから」という結果になった。
男女別でみると、まず女子高生は、「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」が約3割で1位になった。2位以降は、「待ち合わせに便利だから」「いまの自分の状況(いる場所や行動など)を共有できるから」「家族・友達・恋人の安否確認にも使えるから」が2割台で続いた。
「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」「いまの自分の状況(いる場所や行動など)を共有できるから」「家族・友達・恋人の安否確認にも使えるから」は、男子高生と比べて女子高生で高い割合だった。
男子高生では、「待ち合わせに便利だから」が2割後半で1位になった。2位以降は、「遊ぶ相手を探しやすい・連絡しやすいから」「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」が2割弱でランクインした。また、人との共有や連絡以外に「スマホをなくしたときに見つけられるから」は男女ともに5位以内となっており、便利機能として活用している様子もうかがえた。
位置情報共有アプリ/サービスでの印象的なできごとやエピソードを紹介
高校生に、位置情報共有アプリやサービスを使ったときにあった、印象的なできごとやエピソードを聞いた。
●女子高生のエピソード
・母親に連絡を取って待ち合わせようとしたが、アプリで見たら、どちらも待ち合わせるまでもない距離にいた(高2女子)
・部活などで帰りが遅くなるとき、毎回連絡しないといけなかったけれど、使うようになってから連絡する必要がなくなったので楽になった(高1女子)
・たまたま近くにいたときに位置情報を見た友達が連絡してきてくれて、一緒にご飯を食べて楽しかった(高1女子)
・駅で時間が余ったときに、アプリで近くに友達がいたからダメ元で誘ったけど、そのまま合流して遊べた!(高3女子)
・土地勘がない場所で迷ったときに、家族に位置情報を共有して助けてもらった(高3女子)
・母が帰ってくる前に場所を確認して片付けを終わらせたりした(高1女子)
・いつも一緒に学校に行っている友達が、いつもの時間に来なかったときに位置情報を見て安否確認をした(高3女子)
・デート中、友達と会いたくないなってときに、友達の居場所を確認して避けながら歩いた(高3女子)
●男子高生のエピソード
・遊びに誘うときに相手がどこにいるかわかる(高3男子)
・遠足で別の班がどこに行っているのかがわかって面白かった(高3男子)
・夏祭りでもれなく全員迷子になったときに、屋台裏で集合できた(高2男子)
・スマホを無くした際に、母親に位置情報共有サービスを使い見つけてもらった(高1男子)
・位置情報共有アプリで鬼ごっこ(高3男子)
・友達に遊びに誘われたけど、面倒くさくて予定があるからと嘘をついたが当日ずっと家にいたことがバレた。翌日遊んだ(高3男子)
・友達にバイト先がバレた(高2男子)
・親に勉強をさぼってカラオケに行ったことがバレた(高1男子)
・部活を仮病で休んでいた奴が学校の近くのカラオケで遊んでおり、先生にバレて怒られた(高2男子)
学年別にみると、「友達、家族、恋人などがいる場所や行動を知りたいから」「家族・友達・恋人の安否確認にも使えるから」は、高3の女子高生で高い割合となった。また、高1の女子高生や高2の男子高校生では「家族に使うように言われているから」が2割強という結果になった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2023年8月17日~2023年8月21日
有効回収数:1,037サンプル
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある。
出典元:LINEリサーチ
構成/こじへい