小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

複数の回答案、検索への誘導、Google Bardを使うと情報収集はどこまではかどるのか?

2023.10.27

記者と担当編集が使ってわかった仕事に役立つおすすめプロンプト

ジャーナリスト・西田宗千佳さんと編集・タジリがBardを試して実感した、仕事で重宝するプロンプト(質問文)を紹介しよう。

ジャーナリスト・西田宗千佳さんと編集・タジリ

仕事で使いこなす時のコツ

【1】具体的な指示を出す
【2】裏取りをきちんと取る
【3】機密情報は入力しない

西田 Bardを仕事で利用する場合には、正直言って「質問に対して正しい回答を提示してくれる相手」とは、決して考えないほうがいいでしょう。

タジリ 確かに。生成された回答を調べてみると、年数や数字が間違っていることもありますから(苦笑)。けれど「新NISAとNISAの違いをわかりやすく解説して」という質問に対して、表組みで見比べやすくまとめてくれるなど、便利に感じるところもたくさんありますよね。

西田 あくまでも相談したことに対して「なめらかな日本語で答えてくれる相手」として考えるなら、かなり優秀。〝アイデアを壁打ちする〟にはうってつけです。

タジリ 「〇〇に類似したタイトル案を挙げて」という感じで質問すると、思いもよらない候補をいくつも提案してくれます。頭の中が凝り固まって新しいアイデアが出ない時には頼れる存在だと思います。

西田 Bardは「フォーマットに合わせて書き換える」のも得意。箇条書きの文書を「提案資料」「企画書」などのビジネス文書に書き換えてもらえるのは便利です。

タジリ Bardが書き換えた文章は、整えなくてもそのまま使えそうなほど、なめらかなものばかり。それを〝叩き台〟として活用することで、資料作成にかかる時間を大幅に短縮できます。ちなみに、これまでに挙げたような用途でBardを使う場合に、コツなどはありますか?

西田 「3つの候補を同時に出す」といった指示を入れるといいでしょう。アイデアへの返答も、企画書の叩き台も、それぞれ3つのパターンを提案してくれます。「他の回答案」も同時に生成されるので、様々な視点の回答を眺めながら目的に合うものを選んで利用するといいでしょう。正確なひとつの答えを求めるのではなく「発想を広げる」「新しい視点を得る」のには、Bardはピッタリの存在です。

1「このアイデアはどうですか?」「アドバイスをください」のように聞くと、参考になるコメントを返してくれる。その際、冒頭で「あなたは~です」と設定し、感想を聞きたい相手に〝なりきってもらう〟と、回答がより的確になりやすい。

2「以下を企画書に書き直して」という文から書き出し、企画書の要素となるテーマや提案相手なども記入すればOK。企画書の〝叩き台(草稿)〟が出来上がる。一から作成するのに比べて短時間で済むが、内容の正誤チェックは忘れずに。

3実在の施設や料金に関して、意外と正確な回答を提示するのが「ChatGPT」との大きな違いだ。イベントを開催する会場の候補について聞いてみると、指定した人数が収まるスペースを提案。複数の回答から1時間当たりの費用の相場感もわかる。

4Bardは様々な言語で書かれた膨大な情報を学習しているので「以下を英語で書き直して」といった翻訳もお手のもの。対応言語の中では英語が一番得意で、海外とのビジネスで不可欠な英会話スキルの向上にも役立てられる。

5仕事用のPCに不具合が発生した時にもBardが役立つ。例えば、社内ネットワークに自分のノートPCが接続できない時はトラブルシューティングとして複数の解決方法を瞬時に提示。回答結果を順番に試すことでトラブルの解消に近づく。

プロンプト&回答の全文はコチラで公開!

取材・文/西田宗千佳、編集部

DIME11号の特集は「Google超研究」「腰痛マネジメント」「スポーツギア図鑑」、付録は身体のケアに役立つ「ハンディーボディケア」

DIME11月号の特別付録は、肩、腕、腰、足……気になるところに心地いい刺激「ハンディーボディケア」!
萎縮した筋膜をストレッチで正常な状態に戻すなど、良好なコンディションを維持することが重要。
そんな体のメンテナンスを手助けするのがこの「ハンディーボディケア」。先端が振動し、気になる部位を刺激できるスグレモノ。スポーツの前後はもちろん、仕事中や、くつろいでいる時間にも活用してほしい。

大特集は「Google超研究」!売上40兆円というIT界の巨人が目指す未来を徹底解説したほか、Googleの最新ガジェットや超便利アプリの使いこなし術まで徹底解説しています!!

ほかにも「腰痛マネジメントの極意」「最新スポーツギア図鑑74」「10分でわかるインボイス制度」など、総力取材でどこよりも情報を詰め込んだ雑誌となっています。

******************************
DIME11月号
特別価格1250円(税込)
※電子版には付録は同梱されません。
******************************

【店頭在庫を探す】

■第1特集  売り上げ40兆円! ITの巨人が目指す未来とは!?Google超研究

この見開きに散らばった各種サービスのアイコンを見て、何を感じるだろうか。「いつも使ってるあのアプリだ」というものもあれば、「こんなことまでやっていたんだ」と驚くものもあるかもしれない。2人の大学生によって生み出された検索サービス「Google」が運用開始したのが1997年のこと。98年の法人化から30年弱で急速に事業規模を拡大していったGoogleの年間売上高は、何と約2580億ドル―― 日本円で約40兆円にものぼる(2021年通期)。テックジャイアントの雄は、私たちの生活にどこまで染み込み、広がりを持たせ、そして豊かにしてくれるのだろうか。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。