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「使い続ける」から「買い替える」時代へ、セカンドランドセルが注目される理由

2023.09.28

低価格&スポーツテクノロジー駆使…「エレメンタリーバッグ ジュニア」(ミズノ)

▲ミズノ独自のテクノロジーを多彩に搭載したセカンドランドセル「エレメンタリーバッグ ジュニア」(税抜き価格3万円)約1460グラム

2017年からランドセルの販売を開始したミズノ株式会社(以下「ミズノ」)では、2021年3月からセカンドランドセル「エレメンタリーバック」の販売も始めている。

「一般的に、ランドセルが重すぎて子どもたちの負担になっているという問題は以前から指摘されてきました。 『耐久性や6年間使えることはそのままに、子どもたちの負担を少しでも軽くしたい』という想いから、ランドセルという概念を一から見直して作ったのが、エレメンタリーバッグです」(ミズノ コーポレートコミュニケーション室)

特長的なのは、ミズノがスポーツ用品メーカーとして培ってきたスポーツテクノロジーを駆使し、背負ったときにいかに軽く感じてもらえるかにフォーカスしていること。野球バッグにも使われるタフな素材を採用した上で、肩ストラップのクッションを左右に分割し、より荷重を分散する構造になっている。また自由に動かせる分、肩の複雑な動きにフィットしやすい構造を実現したという。

▲肩ストラップのクッションを左右に分割し、より体への荷重を分散(ミズノ比)するSPLIT-STRAP(スプリットストラップ)

▲背裏の3Dポケットは腰下に沿う設計で、カーブを描く背面にフィット。背負う力と荷重を分散

▲メインポケットはA4サイズ対応で、タブレットが収納できる内ポケットもある。カブセ部の開閉に関わらず使用することができるポケットを両サイドに採用。フックを両サイドに1つずつ配置。

「今後、セカンドランドセルの需要は増えると思うか」という問いに対しては「今後ランドセルがただちに無くなることはないとは思いますが、形を変えた物が出てくるのではないかと考えています」とのこと。そのポイントは2つ。1点目は教科書がタブレット化で無くなる可能性があるということ。数年は教科書とタブレットを併用することになっているが、それでも教科書は少なくなるので、今後ランドセルやエレメンタリーバッグは小型化することが想定される。その時、エレメンタリーバッグが主流になるのではないかと考え、ミズノでは開発を進めているとのこと。

もう1点は価格面。「ランドセルの平均単価は5万6000円と決して安くはありませんが、エレメンタリーバッグはその点、価格を抑えています。エレメンタリーバッグというものの需要が増えることで、デザインや価格面の選択肢が増え、よりお客様がお子様にあったものを選べるようになれば いいなと思います」(ミズノ コーポレートコミュニケーション室)

エレメンタリーバッグは需要が増えたことで販売が順調に推移。本来はホワイト、ブラック、パステルブルー、エンジの4色展開だが、現在、在庫切れのカラーが発生している。また2024年3月の発売に向けてリニューアルを予定しており、現行品から軽量化された商品などを開発中とのこと。

▲セカンドランドセル「エレメンタリーバッグ ジュニア」(パステルブルー)。塾などの習い事に使用することもできるし、1つ目のランドセルとして使用しても問題ないようになっている

取材・文/桑原恵美子
取材協力/株式会社ファミリア、ミズノ株式会社

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