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「使い続ける」から「買い替える」時代へ、セカンドランドセルが注目される理由

2023.09.28

少子化にもかかわらず、いや少子化だからこそ年々、激化している「ラン活」(子どもの小学校入学にあたり、ランドセルを選び、購入するための活動)。ランドセルのデザインやカラーがどんどん豊富になっていて、人気のメーカーやデザインが発売後すぐに売り切れてしまうこともよくあるため、年々、ラン活開始時期が早まっているという。

6年間、使い続けるものだと考えると「失敗したくない」という気持ちもわかる。だが最近、途中でランドセルを買い替える、もしくは別のランドセルと併用する子どもも増えていて「セカンドランドセル」市場が急拡大しているという。ベビー・子ども関連ブランドの老舗であるファミリアを始め、モンベル、ミズノなど、複数の異業種によるランドセル市場参入がえている。

なぜ今、セカンドランドセルが人気を集めているのか、その理由、背景、そしてファーストランドセルとの違いなどを、2社に聞いた。

国内最軽量(※)で、カラーバリエーション豊富…「air ran.」(ファミリア)

ベビー・子ども関連ブランド株式会社ファミリア(以下「ファミリア」)は、通常のランドセルのほかに、2022年9月1日から新型モデル「air ran.」の受注販売を開始した。2023年発売の最新モデルでは「air ran.」は、国内最軽量(※)となる約880gで、全12色展開とカラーバリエーションが豊富なのが特長。
(※)※2023年1月 国内ランドセルの全体重量のおける重さ ファミリア調べ

▲軽量でカラーバリエーションが豊富なファミリアのランドセルの新型モデル「air ran.」(税抜き6万3000円)約880g

▲男女問わず使える落ち着いた色合いのカラーバリエーション

「ランドセルの重量化による子どもの体への影響が問題視されるようになり、企業として子どもが毎日荷物の重さを気にせず軽やかに、元気に学校生活を楽しんでもらえるような商品を作りたいという思いで、開発をスタートしました。また、軽いナイロンランドセルは見た目を気にされる保護者の声も多いと聞き、不安をなるべく取りのぞけるような、ランドセル本来の見た目に近い、軽量ランドセルを作りたいという思いもありました」(ファミリア広報部)。

▲体感でも軽く感じられるよう、肩ベルトや背あて部分にクッション性を持たせ、腰や肩、背中への負担を軽減している

研究の結果、かぶせに上質な人工皮革(コードレ「タフガードⓇ」)を、本体にはアウトドア用品にも使用される軽くて丈夫なナイロンを使用することで、ランドセル本来の見た目を保持しつつ、軽量かつ耐久性のあるランドセルの開発に成功したという。

「今後、セカンドランドセルの需要は増えると思うか」という問いに対しては「今後も需要は増えていくと考えております」とのことで、その理由として以下の3点をあげている。

(1)入学後のギャップによる買い替え
…入学後、想定していたよりも荷物の量が多いことや、体のサイズに合わないなど、子どもにかかる負荷を懸念する声を店頭で聞くことがある。

(2)成長に合わせた買い替え
…小学校6年間の子どもの成長は著しく、体のサイズに合わせた買い替え需要がある。

(3)趣味趣向に合わせた買い替え
…低学年~高学年と好みの色やデザインが変わるケースが多く見受けられる。

子ども服のアパレルとして、「ファッションを楽しんでほしい」という想いも込めており、例えば色違いで毎日の服装に合わせて使い分けるなど、シーン別やファッション別での使い分けも想定している。こうした独自のアプローチのせいか

「通常のランドセルは祖父母の方のご購入が多い傾向にあるのですが、air ran. は、昨年(2022年)の受注では約58%が30代と比較的ご両親のご購入が多い傾向があり、今までファミリアで商品を買ったことのないお客様のご購入も多い印象でした」(ファミリア広報部)。

▲毎日の服装に合わせて使い分けるなど、シーン別やファッション別での使い分けも想定し、ファミリアの洋服に合わせやすい落ち着いた上品なカラーバリエーションという点も重視している

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