積水ハウスは男性の育児休業取得をよりよい社会づくりのきっかけとしたい、との思いから、独自に9月19日を「育休を考える日」として記念日に制定。2019年からは企業で働く男性の育休取得実態を探る 「男性 育休白書」を発行している。
その「男性育休白書2023」が同社からリリースされたので、本稿では、その概要をお伝えしていく。
男性の育休取得率は9.6%から24.4%と5年間で約2.5倍に
育休を取得した男性は24.4%とほぼ4人に1人が取得。2019年の育休取得率9.6%からこの5年間で約2.5倍にも伸長していることがわかる[図1]。また、男性の育休取得日数は平均23.4日となり、2019年の平均取得日数2.4日から約10倍、2022年(平均8.7日)と比較しても約3倍も長くなっている[図2]。
「男性の育休」取得したい男性と取得してほしい女性、共に過去最高
「育休を取得したい」と答えた男性は、2019年の60.5%から今回は69.9%へ約10ポイント上昇[図3]。パートナー男性に「育休を取得してほしい」と答えた女性も、2019年の49.1%から今回は64.7%へ約15ポイント上昇している[図4]。男女共に、男性の育休取得に関する意識が向上していることがわかる。