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蛍光灯の明かりでも充電できる!充電ケースに太陽電池を搭載したurbanistaのワイヤレスイヤホン「PHOENIX」が便利

2023.09.27

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

蛍光灯でも充電可能!

再生可能エネルギーが注目される昨今、いち早くイヤホンの充電ケースに太陽電池を搭載したのがurbanista「PHOENIX」である。今までにも太陽電池を使った充電器はあったが、折りたたみ式にして、大面積を稼がないと直接、スマホを接続して充電するのは難しかった。

PHOENIXには、スウェーデンのEXEGER社が開発したPowerfoyleと呼ばれる太陽電池が採用された。「LOS ANGELES」と名付けられたヘッドホンのヘッドバンドに搭載されたPowerfoyleは、屋外で1時間太陽光を受ければ、3時間音楽を再生するだけの充電量が得られる。また、曇り空や、照明の明るい屋内でも充電可能だという。

中低域寄りのバランスの なめらかな音

イヤホンはAirPods Proを思わせるデザインで、10mmのダイナミックドライバーを搭載、IPX4の防水性能がある。コーデックはSBCとAACのみとちょっと寂しい。外音取り込み機能付きのANCがあり、駆動時間は8時間、ケース込で34時間となる。ケースは非防水で72gとかなり重い。太陽光充電以外にUSB-C端子での充電もできる。

iPhone11 Proで聴いてみると、解像度重視の粒立ちのいい音ではなく、聞きやすさ優先のなめらかな音で、低域の量感があり、中域はやや甘めの響きがのる。高域は丸まった音で抜けがイマイチだ。プリセットイコライザーの選択でバランスは大きく変更できるが、カーブのカスタマイズはできない。音色はウォームで響きが豊かな分だけ音像定位があいまいな部分が出てくる。ANCはエアコンの騒音など低域に効果があり、電車内などで活躍しそうだ。人間の声などは低減されず、それより高域では効果が薄くなる。

カラーは画像のデザートローズとミッドナイトブラックの2色、イヤーチップはL、M、Sの3タイプが付属する

ケースはイヤホンと同色で、9cmとかなり高さがある

充電ケースの片面にはPowerfoyleが貼られている。サラサラした質感で通常の太陽電池とは異なるテクスチャーに驚かされる

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