ミイダスは、部下に対して積極的に弱みを見せている管理職101名と、部下に対して全く弱みを見せていない管理職106名の合計207名を対象に、部下に弱みを⾒せる上司と⾒せない上司の⽐較調査を実施。
前編の「上司が弱みを打ち明けている部下と打ち明けていない部下の⽐較調査」に対し、今回の後編では上司側から見た調査結果を発表した。
また、本調査から⾒えてきた上司と部下の関係性から、部下に対して積極的に弱みを⾒せている親しみやすい上司を『オープン上司』、部下に対して全く弱みを⾒せていない威厳を感じる上司を『ストロング上司』と名づけた。
『オープン上司』の⽅が「組織エンゲージメント」が⾼く「⼼理的安全性を意識したチーム作り」ができている
まず、部下に対して積極的に弱みを⾒せている『オープン上司』と、部下に対して全く弱みを⾒せていない『ストロング上司』に対して、「部下との関係性」、「⽣産性」、「組織エンゲージメント」、「⼼理的安全性が担保されたチーム作り」について質問したところ、全ての項⽬において、『オープン上司』の⽅がより良い状態を保てていることが明らかに。
また、前編の部下調査では、部下側においても、全ての項⽬において『オープン上司』の部下の⽅がより良い状態を保てていた。
そのため、部下・上司の両⽅から「上司が積極的に弱みを⾒せる」組織の⽅が、良い環境での仕事が可能であるということが分かる。
中でも、「組織エンゲージメント」に関して、上司側は21.6ポイント、部下側は37.8ポイントと、⽐較の差が顕著に表れていた。
また、「リーダーとして⼼理的安全性が担保された組織・チームづくりができている」と考える人の割合もオープン上司のほうが高くなっている。