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Excelで文字数カウントを行うには?カウント系のLEN関数の使い方

2023.10.13

Excelで文字数をカウントしたいが、関数の使い方がよく分からないという方は多くいるだろう。Excelには似たような関数も多く存在するため、混同してしまうことはよくある。

本記事ではExcelで文字数カウントを行う方法について解説する。LEN関数を始めとするカウント系の関数の使い方について、それぞれまとめたので参考にしてほしい。

Excelで文字数をカウントするためには関数を使う

Excelで文字数をカウントしたい場合、関数を使う必要がある。関数とは、あらかじめ定義された数式のことだ。特定の書式に従って関数を入力して実行することで、さまざまな計算処理を行うことができる。

文字数をカウントする際には、LENやLENBといった関数を使うことになる。これらの関数の使い方については、下記で詳しく解説している。

Excelで文字数をカウントする基本的な方法

Excelで文字数をカウントする方法について解説していく。次の6つの方法について、順に紹介していこう。

  1. 文字数をカウントする
  2. バイト数をカウントする
  3. 文字列の中の全角文字の個数をカウントする
  4. 特定条件に合致したセルの個数をカウントする
  5. 日付の文字数をカウントする
  6. 複数のセルの文字数の合計をカウントする

1.文字数をカウントする

まず、文字列の文字数をシンプルにカウントする方法を解説する。文字列を単にカウントしたい場合は、LEN関数を使う

カウント数を表示したいセルを選択する。下記の画像ではB2を選択した。そして、「=LEN(A2)」と入力する。

LEN関数は引数に指定したセルの文字列をカウントすることができる。つまり、「LEN(A2)」とするとA2の文字列(Apple)をカウントできる。

関数を指定して、Enterを押すとA2の値の文字数が表示される。

以上が、Excelで文字数カウントを行う基本的な方法だ。試しに他の文字列にもLEN関数を使ってみよう。

2.バイト数をカウントする

次に、文字数ではなくバイト数をカウントする方法を解説する。バイト数は、コンピューターの情報量を表す単位だ。全角文字の場合、1文字=2バイトとなる。

バイト数をカウントしたい場合は、LENB関数を使う。LENB関数の使い方はLEN関数と同様だ。引数にセルを指定することで、セルの値のバイト数が表示される。

下記では「=LENB(A2)」と入力している。

実行すると「6」と表示された。「りんご」の文字数は「3」だが、全角文字なのでバイト数は倍の「6」になる。

3.文字列の中の全角文字の個数をカウントする

次に、文字列の中の全角文字の個数をカウントする。全角文字の個数をカウントしたい場合、LEN関数とLENB関数を組み合わせる。

LENB関数はバイト数をカウントするので、1つの半角文字は「1」、全角文字は「2」とカウントする。LEN関数は半角・全角どちらも「1」とカウントする。ということは、LEN関数の値からLENB関数の値を引けば、全角文字の個数が分かる。

下記では「=LENB(A2)-LEN(A2)」と入力している。

実行すると「3」と表示された。A2の値に含まれている全角文字は「りんご」だけなので、「3」で合っている。

4.特定条件に合致したセルの個数をカウントする

続いて、特定条件に合致したセルの個数をカウントする方法を解説する。この場合、COUNTIF関数が便利だ。たとえば、セルの値が「Apple」のセルの個数をカウントしたい場合、COUNTIFが使える。

下記では「=COUNTIF(A2:A7,”Apple”)」と入力している。A2からA7までのセルの「Apple」の数をCOUNTIF関数によってカウントしている。

実行すると「2」と表示された。「Apple」はA2とA5にしか記入されていないため、「2」で合っていることになる。

5.日付の文字数をカウントする

次に日付が入ったセルの文字数をカウントする方法を解説する。日付が入ったセルをLEN関数でカウントしようとすると、数が合わなくなってしまうことがある。

たとえば、以下のように「2023/9/11」と入力してあるにも関わらず、「5」と表示されてしまう。日付や時刻の書式が異なると、LEN関数が正しく計算できないときがあるのだ。

対処方法は、TEXT関数を使うことだ。TEXT関数は日付形式のデータを任意の書式に変換できる関数だ。

TEXT関数を使って書式を変換して、その後にLEN関数でカウントすれば良い。

以下では「=LEN(TEXT(A2,”yyyy/m/d”))」と入力している。こうすることで、A2の値を「yyyy/m/d」の書式に変換している。

実行すると「9」と表示される。「2023/9/11」の文字数は9なので、表示通りにカウントできている。

6.複数のセルの文字数の合計をカウントする

最後に、複数のセルの文字列の合計をカウントする方法を解説する。複数のセルの文字数をカウントする場合は、LEN関数とSUM関数を組み合わせる。

まず、LEN関数で各セルの値の文字数をカウントする。そして、SUM関数を使ってそれらの文字数を足し算する。

下記では「=SUM(LEN(A2),LEN(A3))」と入力している。

実行すると「11」と表示されており、A2の値の文字数とA3の文字数が足されていることが分かる。

まとめ

本記事ではExcelで文字数カウントを行う方法について解説した。最後に、本記事に登場した各関数の仕様についておさらいしよう。

  1. LEN関数:文字数をカウントする
  2. LENB関数:バイト数をカウントする
  3. COUNTIF関数:特定条件に合致したセルの個数をカウントする
  4. TEXT関数:日付形式のデータを文字列に変換する
  5. SUM関数:数値の合計を求める

Excelには他にも多くの関数があるが、ひとまずこれらの関数の使い方を覚えておけば、文字数カウント処理を行う際に詰まることはなくなるだろう。

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