扱いにくい……優秀な部下との関わり方で大切なこと3選
優秀な部下に対して怖いという感情を抱くほどですから、部下のことを扱いにくいと思っている人も多いでしょう。ここでは対処法として会社での優秀な部下との関り方ついて解説します。
1.部下と自分を比較しない
部下を怖いと思ってしまっているほどんとの人が、意識的か無意識かは関係なく、自分と部下を比較してしまっています。
まず、その比較が間違いです。
部下と上司という立場の違いがあるのですから、仕事での役割も違うはずです。部下はプレーヤーであり、あなたはマネジメントをしているではないでしょうか。
上司であれプレーヤーも担っている場合はあっても、その任されている仕事を円滑に進めることに上司という立場であれば重きを置くべきです。
進んでいく道は同じでも、土俵が違う。そう思うとそもそも比較するのはおかしいことだと思いませんか。
2.邪魔なプライドに気づく
優秀な部下と自分を比べて、自分のほうが劣っているから怖さを感じてしまっている。その優劣も実は間違いです。「上司だから」というプライドでしかありません。
そもそも、なぜ部下より優秀でないといけないのでしょうか。その優劣はどこで判断したのでしょうか。
先ほどの1.で触れたように前提として土俵が違います。会社はあなたを評価して、管理職という役割を任せているので、その役割を全うするべく、優秀な部下をマネジメントしてください。
人には得手不得手があります。部下が得意なところがあるようにあなたにも得意な部分があります。競い合うのではなく、補い合うようにすればもっと仕事の生産性はアップします。「上司だから部下から学ぶなんてできない」というプライドは捨ててください。
3.思い込みと実際に起こったことを切り離す
最後に、「部下に無能と思われていたら……」「言うことを聞いてくれないかも」「すぐに辞めてしまうかもしれない」という不安は、実際にその部下が思っていることではないことを覚えておいてください。
すべて憶測や思い込みに過ぎません。
その優秀な部下はあなたの仕事の邪魔をしましたか? 実際に面と向かって「無能」と言われたことはありますか?
実際に起こっていることに目を向けること、思い込みと現実を切り離して考えましょう。
文・構成/藤野綾子