総合ネットセキュリティを展開するイー・ガーディアンは、食品・飲食業界向けにSNSのリスク投稿を即時に検知・報告して、さらに対応のサポートまで行う「SNSリスク即時検知サービス」の提供を開始した。
SNS投稿を巡るリスク管理の重要性
昨今、行動制限の緩和や海外旅行者のインバウンド需要の高まりから、大きく影響を受けていた飲食業界の活気が戻りつつある。
8月に出された2023年7月度の外食産業の売上データでは前年比114.2%(※)と増加し業界の盛況さに伴い、SNS上では飲食店で食事を楽しむ利用客の投稿や、新製品のレビューも増えている。
ポジティブな投稿は集客増加やブランドイメージ向上につながる一方で、中には近年話題となった “バイトテロ” “寿司テロ” のような迷惑行為や、虚偽情報の流布、犯罪予告、従業員による内部情報のリークなど企業全体に多大な悪影響を与える「リスク投稿」が潜んでいる危険性もある。
異物混入などの緊急対応を要する場合もあるため、新たな日常でも改めて常にSNSを監視しながら、迅速にリスク対応できる体制を整えておく必要があるだろう。
特に、炎上対策では炎上後の「最初の1時間・8時間」が重要とされており、このタイミングにおける対応が今後を左右するが、状況把握にとどまり対策できていない企業が多いのが実情だ。
SNSリスク即時検知サービスについて
上記のような状況を踏まえ、イー・ガーディアンは、20年以上に渡る豊富な監視実績とSNS運用ノウハウを活かし、食品・飲食業界向けに「SNSリスク即時検知サービス」をローンチした。
このサービスでは、定常的なSNS監視を24時間365日体制で実施。炎上しそうなリスク投稿を10分以内に一時報告するほか、監視体制の強化や対応アドバイス、炎上対策で特に重要となる「最初の1時間・8時間」に向けたサポートなどを行なう。
SNSの他にも動画サイトのアップロード状況やコメントなども監視できるため、昨今問題になっているフェイクニュースなども幅広く検知可能だ。
また、オプションとして社員や各店舗従業員向け教育セミナーの実施や、リスク検知時のレポートラインや共有情報・対応方法の整理など危機管理体制の構築も支援することで、SNSの総合的なリスクマネジメントを実現する。
同社では「本サービスの提供により、食品・飲食業界における企業と消費者双方の安心安全に貢献いたします」とコメントしている。