「成長意欲が高い」労働者の割合、日本はわずか7%で8か国中最下位
「成長意欲が高い」労働者の割合を、(1)目的意識が明らか、(2)自分の仕事に満足感を持っている、(3)費やす時間のほとんどに幸福感を感じている、(4)職場ではほとんどの時間をストレスを感じることなく過ごしている、の4つの指標をもとに算出した(※)。
その結果、高い順にオランダ(34%)、アメリカ(29%)、フランス(27%)、カナダ(26%)、インド(24%)、イギリス(23%)、ドイツ(21%)、日本(7%)となった。
日本以外の7か国はいずれも20%以上を占めているが、日本はわずか7%にとどまり、労働者の多くが、ウェルビーイングが低い状態にあることが示唆される。
※:この4つの主要指標は、ForresterとOxfordとの提携により開発され、経済開発協力機構 (OECD) および英国国家統計局にも一致する方法論に基づいている。
個人の感情に配慮する会社を見つけることが重要だと考える割合、各国とも高く日本は78%
従業員の気持ちを気遣う企業を見つけることは重要である」という考えに賛成する人の割合を見ると、8か国すべてで高い水準にあることがわかった。
賛成・やや賛成を合わせた割合が多い順にインド(88%)、アメリカ・イギリス(85%)、カナダ・ドイツ(84%)、フランス(82%)、オランダ(79%)、日本(78%)となっている。
仕事に給料以上の価値があると考える割合、他7か国が8割位以上に対し日本は45%と半数以下
「仕事には給料以上の価値があることもある」という考えに賛成する人の割合を見ると、他7か国に比べ日本が圧倒的に低いことがわかった。
賛成と回答した割合は、日本以外の7か国ではいずれも40%前後であったのに対し、日本は10%にとどまっている。賛成・やや賛成を合わせても、日本は45%と半数以下となり、アメリカ(88%)、カナダ(86%)、フランス(85%)、イギリス・オランダ(84%)、インド・ドイツ(83%)と比較し著しく低い結果だと言える。
会社は従業員のウェルビーイングや幸福度を高めるためにできうることを全てやっている、と感じる割合、日本は24%で8か国中最下位
「自分の勤務先は従業員のウェルビーイングと幸福度を高めるためにできることをすべて行なっている」という考えに賛成する人の割合を見ると、インドが著しく高い一方で、日本は顕著に低い結果が出た。
賛成・やや賛成の合計割合は多い順に、インド(71%)、オランダ(47%)、アメリカ(45%)、カナダ(41%)、イギリス・フランス(40%)、ドイツ(37%)、日本(24%)。インドは日本の約3倍の結果となっている。