物価の上昇や老後2000万円問題などの影響もあり、若年層の資産形成への関心が高まってきている。では実際のところ20代の人たちは投資に対し、どのような意識を持っているのだろうか。
三井住友カードは、20代1,000人を対象に投資を始めたきっかけや気になる投資額、年間の収益など「投資に関する意識調査」を実施し、その結果を自社メディア「ゼロからはじめるクレジットカード」に公開したので詳細をお伝えしよう。
20代で投資をしている人は約3割!人気の投資対象は、男性は「株」、女性は「NISA/つみたてNISA」
アンケートの結果、20代の約3割が投資をしていることがわかった。「現在はしていないが、近いうちにしたいと思っている」と回答した人も3割いて、合わせると20代の約6割が投資に意欲的という結果に。
男女別では、投資をしている男性は約2.7人に1人、女性は約4.6人に1人という割合で、男性の割合が女性を上回っている。なかには、20代で9年以上の投資歴がある男性もいた。
投資を始めたきっかけを見ていくと、全体では「無理のない範囲で将来の資金を準備したかった」(69.6%)がトップ。男女ともに1位だが、女性の方が男性よりも割合が高くなっている。
20代の投資対象を調べたところ、全体の1位は「NISA/つみたてNISA」であった。男女別に見ると、男性の1位は「株(国内株式/海外株式)」で、女性は「NISA/つみたてNISA」が1位となっている。
今後、興味のある投資について聞いてみると、全体では現在の投資対象とTOP3までは同じ結果であったが、投資経験の有無で見ると、未経験者が選んだ1位は「NISA/つみたてNISA」だったのに対し、経験者では「株」が1位という結果に。
投資歴が長くない20代でも、目的に合わせて複数の商品に投資している人も多く、「少額から投資が可能」「配当や譲渡益が非課税」「支払い方法が簡単」など、それぞれの特徴を把握して投資をしているようだ。