人生100年時代と言われ、高齢化社会が進んでいる今。企業において、シニアの活躍する場を創出しようという機運が高まりつつある。
では、シニアにとっての「働きがいのある会社」には、いったい、どんな特徴・傾向があるのだろうか?
GPTW Japanはこのほど、2023年版日本における「働きがいのある会社」シニアランキングを発表した。
本ランキングは、「働きがい認定企業」(2021年7月~2022年9月調査実施)の中から、特にシニア(管理職を除く55歳以上)の働きがいに優れた企業を各企業規模部門別に選出したもので、今回が2回目の発表となる。
⼤規模部門1位は2年連続でディスコ、シニアが仕事に特別な意味を感じられている企業がランクイン
⼤規模部門(1,000人以上)では、1位が「ディスコ」となった。以下、2位「SAPジャパン」、3位「アッヴィ」、4位「電通国際情報サービス(ISID)」、5位「大和リース」と続いた。
「ディスコ」は、年齢や立場に関わらず長く活躍できる制度が充実している会社だ。「Always the best,Always fun」で謳われている“仕事を楽しむ”という価値観がシニア社員においても高く維持されている点が他社との比較において優れている。
中規模部門(100-999人)では、1位が「サイバーリーズン」となった。以下、2位「日本ストライカー」、3位「キーサイト・テクノロジー、4位「日本ケイデンス・デザイン・システムズ」、5位「日本ヒルティ」と続いた。
「サイバーリーズン」は、全員がとことん理解することがカルチャーとして根付いており、全員参加型の情報共有が重要視されている。フラットなコミュニケーションが交わされており、年齢の高いシニア層において、特に「公正」が高く評価されている。
⼩規模部門(25-99人)では、1位が「クラウドストライク」となった。以下、2位「D&I」、3位「ユニオンシステム」、4位「三原美装社」、5位「さきがけグループ」と続いた。
「クラウドストライク」は、採用や育成、評価などの場面に自社のコア・バリューを接続し運用されている。また、会社からの感謝を伝える機会を意図的に創ることで、年齢や役職に関わらず認知・称賛されていることが、信用や公正の高さに繋がっている。