今年もこの季節がやってきた。9月12日(日本時間13日)、Appleの新製品発表会「Wonderlust.」にてiPhone 15シリーズが発表された。Lightningケーブルが廃止されUSB Type-Cが採用、iPhone 14 Proシリーズにのみ導入されていた「Dynamic Island」が全モデルに搭載、iPhone 15 Proシリーズではチタン合金により軽量化が進むなど見どころが多いiPhone 15シリーズであるが、やはりもっとも目を引いたのはその価格だろう。
iPhone 15シリーズの最安値はiPhone 15の128GBモデルで12万4800円(税込み)、iPhone 15 Proシリーズは15万9800円(税込み)~となり、iPhone 15 Pro Maxの1TBモデルは24万9800円(税込み)となる。
9月13日に発表されたiPhone 15
スペックと価格を天秤に乗せ、iPhone 14や13で十分だと感じた人も多いだろう。こちらも毎年恒例となった旧モデルの値引きについて一覧にまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。
iPhone 13は10万円を下回る
iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 13、iPhone SEの販売価格は以下のように変化した。
※Apple Storeオンラインより。価格はすべて税込み
ストレージに関わらずiPhone 14は7000円、iPhone 14 Plusは1万円、iPhone 13は1万2000円の値引きとなり、残念ながらiPhone SEの販売価格に変更は見られなかった。
比較してみると注目すべきは、iPhone 13であろう。iPhone 13の128GBモデルは10万円を下回る9万5800円となり、約11%の値引きとなっているのである。256GBモデルでも10%近い値引きとなっており、5%前後の値引きとなったiPhone 14に比べ、「お得感」が際立っている。
iPhone 13ではアルパイングリーンが登場した
iPhone 13のディスプレイは、iPhone 14、iPhone 15と同じ6.1インチ。重量もほぼ変わらない。
メインカメラの性能はデュアル12MPカメラシステム(メイン、超広角)となっており、実はiPhone 14と大きく変わらない。iPhone 15のカメラ性能は大きく進化してiPhone 14 Proと同レベルの性能になったので、iPhone 15と比較すると、さすがにiPhone 13が見劣りしてしまうが、iPhone 14と同等と考えると悪ないだろう。
2021年に発売されたiPhone 13はまだまだ現役で使っている人も多い。中古市場ではiPhone 7やiPhone 8が人気であり、旧モデルとはいえiPhone 13は最新機種と捉えられる傾向にある。こうした世間の肌感覚も踏まえると、iPhone 13が10万円の大台を下回ってくれたのは嬉しい限りである。