アース製薬は、同社が展開するボディクリームを塗ったような保湿力がある入浴液『ウルモア 高保湿入浴液』『ウルモア 高保湿入浴液 ボタニカル』のリニューアル発売を開始した。税込の想定価格はボトル878円、詰め替え用713円。
角層深くまで浸透する保湿成分としてCICAエキスなどを新配合
クリーミーフローラルやクリーミーローズ の使用イメージ
『ウルモア』シリーズは、“素肌の乾燥に着目した保湿入浴液”をコンセプトに2010年に発売された製品。
今回のリニューアルで『ウルモア 高保湿入浴液』は、角層深くまで浸透する3種の保湿成分として、新たに加えたCICAエキス、セラミド、シアバターを配合したほか、肌表面をコートする当社独自の「うるおいベール成分」を配合した。
これらの成分により、肌をやさしく包み、うるおいを閉じ込めることで、乾燥などの外部刺激から肌を守るという。
「CICA」とは、セリ科の多年草「ツボクサ」の葉と茎から抽出した水溶性の希少なエキスで、肌を本来の健康な状態へと整える効果が期待できるとして注目されている成分。
香りはクリーミーフローラルの香り、クリーミーローズの香りの2種類が用意され、湯色は乳白色となっている。
『ウルモア 高保湿入浴液 ボタニカル』は今回のリニューアルに合わせパッケージを一新。オーガニック保湿オイルとしてアルガンオイルやホホバオイル、スクワランオイルを配合している。
アルコールフリー処方で無色透明の湯色。オーガニックや自然派志向の方にもおすすめだ。
独自「うるおいベール成分」のメカニズム
肌は、保護する成分がないと水分が蒸発しやすくなってしまう。「うるおいベール成分(ポリクタニウム-10)」は、プラスに帯電している成分のためマイナスに帯電している肌と吸着することで肌の表面をコート。水分の蒸発を防ぐとともに、外部刺激から肌を守る。
顧客目線の評価結果を活用して制作した新パッケージデザイン
『ウルモア』シリーズは、ニューロマーケティング(※2)を活用した、脳波や視線計測などを用いて、顧客の本音を見える化する同社独自の新評価法(※3)を使ってパッケージデザインが一新されたという。
調査対象者(※4)に、リニューアル前とリニューアル候補のパッケージデザインを提示し、脳波や視線などを測定した結果、リニューアル候補のパッケージデザインがリニューアル前と比べ、「視認(売り場で目立つか)」「好感(デザインのイメージが良いか)」「伝達(うるおい力が伝わるか)」の評価が高く、特に「うるおいそうか・乾燥肌に効きそうか」といった伝達度で高評価を得られた。
また、自由記述において、リニューアル前のパッケージデザインは「ごちゃごちゃしている」「古臭いデザイン」と評価された一方、リニューアル候補のパッケージデザインは「ボディクリームやうるおいにとびこめというメッセージにインパクトがある」「グラデーションがきれいでオシャレ」「成分が見やすい」など ポジティブな意見があった。
こうした結果を踏まえ、リニューアル候補のパッケージデザインをさらに改良し、新たなパッケージデザインが決定された。
※2:ニューロマーケティングは、脳科学の知見を活用してお客様の無意識な心理を可視化するマーケティング手法のこと
※3:脳波や視線などから得られる、棚視認性や感情度などの心理生理学的指標を複数組み合わせ、「視認」「好感」「伝達」の3つの側面からパッケージを多角的に評価する。
※4:液体入浴剤の主な使用者で21年11月~22年2月に商品を購入した25~49歳の女性25名。2022年8月実施
商品概要
関連情報
https://www.earth.jp
構成/清水眞希