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転職先で合わないと感じた時の対処法と退職するタイミング

2023.09.13

入社早々「転職先が合わない」と感じるなんて、わがままなのだろうか。そう考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、採用面接で企業のことをすべて見抜くことは難しいもの。どんな人も程度の差こそあれ合わないと感じる部分はあるものです。

「転職先が合わない」と感じてしまう理由や対処法、そして二度と同じような状況に陥らないようにするためのヒントを紹介していきます。

決してわがままではない!「転職先が合わない」理由

「転職先が合わない」と感じるシチュエーションを挙げてみました。誰でも遭遇する可能性があることであり、決してわがままではないとわかるでしょう。

社風が合わない

面接官の様子や求人情報の説明から「落ち着いた雰囲気」の会社だと思っていたのに、一緒に働く人メンバーは正反対の人たちだった……。「挑戦的な雰囲気は合うけれど、精神論だけで前に進もうとする雰囲気は合わない」といったこともあるでしょう。微妙な違いは実際にその環境の中に身を置いてみないとわからないものです。

どんなに仕事内容自体に満足していたとしても、社風が合わなければ人間関係の構築は難しいもの。結果的に仕事の成果も上げられないネガティブループに陥ってしまう可能性があります。

聞いていた仕事内容や条件と異なる

求人情報や面接時の説明と、異なる仕事内容や待遇で働いている人もいるでしょう。職務内容を詳しく記載したジョブディスクリプション(job description)がある海外と異なり、日本は業務を特定せず「〇〇社の社員」として採用されるケースが多いため、このようなことが起こりがちです。

「入社前に聞いていた話と違う。でも確認できない」というモヤモヤを抱えたまま仕事をしてしまうことになります。

「転職先が合わない」と感じたら?対処法を紹介

実際に「転職先が合わない」と感じたら、どのようなアクションを起こせばよいか紹介していきます。

上司に相談する

入社前に聞いていた仕事内容や待遇と違う場合、上司に直接聞いてみましょう。人事だけが把握していて上司は知らなかったということもあるからです。また、あなた自身が勘違いしているケースもあるでしょう。

時間が経てば経つほど、確認しづらくなっていきます。入社後のなるべく早い段階で疑問を解消することで、その後はすっきりした状態で仕事に臨むことができるでしょう。

割り切って、仕事以外を充実させる

社風や人間関係はあなた一人が頑張っても、どうにもできないもの。もともとある雰囲気に馴染めない、あなた側の問題として片づけられてしまう可能性もあります。合わないからといって拗ねるような真似をしないことを前提に、割り切った関係を築くことも方法のひとつです。会社はあくまで仕事をするための場所であって、友だちをつくる場所ではないと考えましょう。

仕事以外の時間を充実させることで、心穏やかな日々を過ごすことをおすすめします。

転職活動をする

「転職先が合わない」からといって、すぐに転職活動を始めることはおすすめしません。年齢を重ねるほど転職難易度は高くなるものですし、次の転職先が合うかは今回と同様、入社してみなければわからないからです。

先に挙げた「上司に相談する」「割り切って、仕事以外を充実させる」を試してみても状況が改善せず仕事にも悪影響が出始めている、もしくは心身に影響が出ている場合は、転職活動を始めましょう。

ただし、可能な限り、次の内定をもらうまでは、現在の会社に退職届は提出しないようにしましょう。経済的な焦りから、本来なら選ばないような企業に入社を決めることになりかねません。

「転職先が合わないから辞める」を繰り返さないためのポイント

次も「転職先が合わない」と感じることを避けるためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。転職活動のポイントを紹介します。

1. 希望の優先順位を決める

仕事内容や条件、人間関係のすべての面で、自分の希望が満たされることは難しいと思っておきましょう。すべて満たされると思ってしまうから、少しでも足りないと「合わない」と感じてしまうのです。

憧れの会社に入れば、通勤時間が長くなってしまうかもしれません。給与アップを望むなら、いまより仕事量を増やす必要も出てくるでしょう。

転職活動を始める前に、今の自分は何を求めているのか、希望に優先順位をつけてみることが必要です。

2.求人情報だけでなく口コミもチェックする

求人情報はあくまで企業側の発信であり、魅力的なことしか書かれていない可能性があります。そこで活用したいのが口コミです。忌憚のないコメントで、その企業のことを多角的な視点でみることができるでしょう。

ただし、ネット上の口コミの中には、誰でも匿名で投稿できるものもあります。また、感じ方も人それぞれです。書かれていることすべてが自分に当てはまるわけではないことを忘れないようにしましょう。

3.転職エージェントを活用する

キャリアカウンセリングから求人紹介、企業とのやりとりまで、一連の転職活動をサポートしてくれる転職エージェントを活用する方法もあります。転職エージェントは採用企業とのパイプも太く、職場の雰囲気を熟知していることも多いので、ミスマッチが起こる可能性を低くできるでしょう。

ただし、中には求職者を企業に入社させることに重きを置くがゆえに、客観的な判断ができなくなってしまうエージェントもいます。転職エージェントが言うことをそのまま受け入れない、複数のエージェントに相談してみるなど、できるだけ視野を広げる姿勢を持つようにしましょう。

4.リファラル採用の可能性を探る

友人や知人が勤めている会社がリファラル採用を導入していないか、確認してみましょう。リファラル採用とは、既存社員の紹介により、人材を採用する手法です。知り合いが実際に働いている会社なら、社風や職場の雰囲気についてよりリアルな情報を入手することができるでしょう。

注意点としては、紹介してくれた友人や知人と同じ部署で働くとは限らないため、配属部署によっては事情が異なる場合もあること、そして紹介による入社のため辞めるときに気まずさを感じる場合もあることです。

5.疑問点を解消したうえで入社を決める

入社後のミスマッチは、自分と会社側の認識が異なっているから生じるもの。お互いの認識を合わせるためにも、面接時にわからないことは質問して、疑問点を解消するようにしましょう。

「条件など細かいことを聞いたら、印象が悪くなるのでは?」と思う人もいるかもしれません。それは、そのような質問 “ばかり” を聞くからではないでしょうか。仕事に対して前向きな姿勢を示す質問をしたうえで、「認識を合わせたいので」と条件の確認をすれば、ネガティブな印象は持たれないと考えてよいでしょう。

「転職先が合わない」は、誰でも感じるもの

新しい環境に飛び込むと、今までの当たり前が通じなくなるもの。誰でも「合わない」と感じることがあるものです。そこで判断を誤ってすぐに退職してしまうと、同じことの繰り返しになってしまいます。

「転職先が合わない」と感じている人は、今回の記事を次のアクションの参考にしてみてください。

文/やまさん
保有資格:キャリアコンサルタント(国家資格)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー(日本キャリア開発協会)

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