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2泊3日で23万円から!オーストラリアでシニア世代に人気の豪華寝台列車に乗って考えさせられた日本の将来

2023.09.11

実際の車内を見てみよう

今回私が乗車したのは中間地点のアリス・スプリングスから終点ダーウィンまでだが、まずはその様子を伝えよう。

出発したのは夜の18時15分。アリス・スプリングス駅にはいわゆるプラットフォームがなく、地面から乗り込む。

私が利用したのは2クラスあるうちの廉価版のほうのゴールドクラス。だがツインルームの一人利用だったため余裕の広さだ。

「座席」状態の個室はこんな感じ。居心地のよいソファー。窓際に小さなテーブル。右奥が「洗面所兼シャワールーム兼トイレ」で、右手前には小さなクローゼットがあってジャケットや荷物を収納できる。

このゴールドクラスのツインルーム以上では各部屋に「洗面所兼シャワールーム兼トイレ」が設置されている。同じゴールドクラスでもシングルルームになると各個室にあるのは「洗面台」のみで、トイレとシャワーは共用になる。

洗面台と便器をカーテンでカバーしながらシャワーするのがコツ。とはいえシャワールームの床は水浸しになる。

すぐに食堂車に移動してディナー。この日は最初のグループが18時半から、2つ目が19時半から、3つ目がなぜか20時から。いずれにせよ、何時からの食事かは決められているので混雑することはない。

日本の車両よりも幅広なため、食堂車のテーブルも特に狭いとは感じない。

ディナーは3コース。前菜とメインはいずれもシーフードと肉とベジタリアンが用意されていた。

ちなみにこれはこの日のディナーではなく、到着前の夕方のサパー(軽食)で選べたカレー。食事はどれもレストランレベルの本格的な味付けでおいしかった。

食べ終わった人はラウンジカーに移動して、飲み物片手に乗客同士で語り合う。

ラウンジでのドリンクもアルコールを含めすべて無料。それなりにいいワインそろっている。

各車両には客室乗務員が一人ずつつく。手分けをしてラウンジでバーテンダーをしたり、レストランで給仕役をしたり大忙しだ。

笑顔で気持ちがいい客室乗務員が多い。

客室乗務員たちはすべてアデレード居住。往復乗車して週に70~80時間働いて、翌週は1週間丸々休むというシフト。車内に自分の部屋があり、夜間には別の警備スタッフが巡回している。

心地よい酔いとともに部屋に戻ると座席は収納され、ベッドメイクされていた。

ツインルームの一人使用だったが撮影用にと気を利かせてくれたのか、上段もベッドメイクされていた。

とはいえ起き上がるときに何度か天井に頭を打った。翌朝、別の乗客ともそんな話で盛り上がる。寝心地も最高とは言い難い。だがそれも寝台列車の旅。いや、それこそが寝台列車の旅だ。

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