リボ払いが苦しくなったときがある人は70.8%!対処法1位は「節約する」
リボ払いの利用経験がある人のうち、「支払いに苦しんだ経験がある」という人は全体の70.8%にのぼった。
リボ払いは手数料が高いため、利用残高が大きくなると支払い額のほとんどが手数料に充てられることも。そのため利用すればするほど、支払いが難しくなってしまう。
リボ払いが苦しいときにどう対処するかを聞いたところ、1位は「節約する(95人)」であった。ただし支出を減らすといっても限りがあるため、2位「収入を増やす(69人)」3位「借金する(29人)」といった方法で支払いにあてるお金を用意した人も多くなっている。
1位 節約する
・生活を切り詰めた(28歳 女性)
・毎日の節約で、リボ払いにあてるお金を工面しました(33歳 女性)
・なるべく光熱費や食費を抑えて対処した(46歳 男性)
日々の生活費を抑えることで、支払いにあてるお金を工面した人が多数。具体的には「外食を控えて自炊」「光熱費を抑える」などの工夫が寄せられている。「副業をしたかったが会社のルールでできなかったので、節約した」という人もいた。
2位 収入を増やす
・バイトを増やしてさっさと返済しました(29歳 女性)
・本業以外にアルバイトを始めた(32歳 女性)
・リボ残高が減らないため、副業を開始した(43歳 男性)
収入を増やすため、アルバイトやクラウドソーシングで副業した人が多数。シフト制のアルバイトなどであれば、「出勤日を増やす」といったことでも収入は増やせる。継続的に副業すれば、リボ払いが終わったあとは、生活に余裕がでそうだ。
3位 借金する
・友人へ相談して無利子で借りました(28歳 男性)
・催促の電話が毎日鳴るのに耐えられず、両親に事情を説明してお金を借り、返済しました(34歳 男性)
・親に借りたときもあるし、キャッシングして支払いに充てたこともある(48歳 女性)
借りた相手は「家族」「友人」「カードローン」「キャッシング」など。ただ借り入れしたお金を支払いにあてていた人からは、「結局債務整理した」というコメントも複数寄せられた。
カードローンやキャッシングで借りすぎると多重債務の状態になり、返済が滞ってしまう可能性もある。
4位 支払い額を調整する
・リボ払いの引き落とし金額を少なく設定した(29歳 女性)
・払っても払っても終わらないのを見るのが苦痛だったため、支払う額を増額した(36歳 女性)
・リボ払いの金額を変更する(58歳 男性)
リボ払いでは月々の支払い額を「3,000円」「10,000円」などと自分で設定できる。そのため支払いが厳しいときには、月々の支払い額を下げることで、当月の支払いを楽にすることができる。ほとんどのカード会社では、ネット上やコールセンターで変更手続きが可能だ。
一方で「一括で返済した」「返済額を増額した」という人もいた。一括返済や支払額を増額すると一回あたりの負担は増えるが、早く返済することで支払い総額を減らせる。
5位 債務整理する
・元金が減らずに苦しくなったため、任意整理を行った(39歳 男性)
・病気で仕事を増やせなかったので、弁護士さんに相談して債務整理をして、個人再生を行いました(41歳 女性)
・リボ払いが限度額いっぱいになり支払いが追い付かなくなったため、債務整理を行った(45歳 男性)
債務整理とは借金を減らしたり支払いを猶予してもらったりすることで、「任意整理」「個人再生」「自己破産」などの方法がある。
債務整理すると信用情報機関に事故情報が登録され、新たなローン契約やクレジットカード発行ができなくなってしまう。しかし、どうしても支払いができない状況に陥ったときには、有効な方法だ。