クレジットカードのリボ払いを利用すると、毎月の支払い金額を一定にすることができる。「欲しいものを一括で買えないとき」「支出を一定にしたいとき」などには便利だが、「金利が高くてなかなか完済できない」という声も耳にする。
そこで、ビズヒッツが運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hitsは、リボ払いを利用したことがある305人に「リボ払いが苦しい場合の対処法」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめたので、詳細をお伝えしよう。
リボ払いを利用するのは「高額商品を購入するとき」
リボ払いを利用したことがある305人に「どんなときに利用するか」を聞いた結果、最も多かった回答は「高額商品を購入するとき」。次ぐ2位は「月々の支払い額が多くなったとき」、3位は「手持ちがないとき」であった。
「高額商品を買う」「手持ちがない」「月々の支払い額が多くなった」など、一括での支払いが難しいときに利用している人が多いとわかる。
1位 高額商品を購入するとき
・比較的高価な物を購入した際に、キャッシュでは支払えないのでリボ払いを利用します(28歳 男性)
・一回払いでは高額だがローンを組むほど高くはないものを買うとき。たとえば10万円くらいの品物を買うとき(37歳 女性)
・高額なものを購入した時に、ローンを組んだと思って利用する(50歳 女性)
具体的には「家電」「旅行費用」「美容クリニックの支払い」「引っ越し費用」など。例えば「家電が壊れて買い替える」など急に高額な商品を購入することになった場合、一括では支払いが難しいことも多いだろう。
そのため「ローン」や「分割払い」と同じような感覚でリボ払いを利用している人もいるとわかった。
2位 月々の支払い額が多くなったとき
・普段よりカードの利用額が増えてしまったとき(30歳 女性)
・出費が立て込んで、月の支払いが多くなったとき(43歳 男性)
・クレジットカードの請求額が予想より高くなったとき(53歳 男性)
クレジットカードには、月々の支払いが多くなってしまったとき、請求額を確認してからリボ払いに変更できるシステムがある。そのため出費が重なって支払いが厳しい月に、あとからリボ払いに変更している人も多くなった。
3位 手持ちがないとき
・手持ちのお金がないけど物欲が抑えきれないとき(32歳 女性)
・買う必要があるのに、手持ちの現金が少ないとき(43歳 男性)
リボ払いなら支払いを分割して先送りできる。ただ「衝動買い」にリボ払いを使うのは、のちのち支払いに困る原因となるのであまりおすすめできない。
4位 キャンペーンがあるとき
・ポイント特典キャンペーンなどがあるとき(23歳 男性)
・「リボ払いによるポイント還元で利息分が相殺される」などの特典があるとき(38歳 女性)
・キャッシュバックキャンペーンがあるとき(52歳 女性)
クレジットカード会社では「リボ払いすると◯円分のポイントプレゼント」といったキャンペーンを実施していることがある。
利息を引いてもプラスになる場合があるので、キャンペーンに惹かれてリボ払いを使った人もいた。「普段は使わないが、キャンペーンにつられて」という人も多いとわかる。
5位 日常的に利用している
・カード払いは全部リボになっている(27歳 男性)
・毎月お金が足りないので、日常的に利用している(35歳 男性)
「買い物や支払いは常にリボ払い」という人もいるよう。日常的にリボ払いしている理由は「生活が苦しいから」など。毎月の支払い金額を一定にしたくて、日常づかいしている人もいるかもしれない。