睡眠前の準備にこだわっていない二大理由は「気持ちの余裕がない」「時間の余裕がない」
そこで、あらためて「睡眠前の時間を充実させる(睡眠前の準備にこだわる)ことで、翌日の“元気度”には違いがでると思いますか?」と聞いたところ、「こだわり有り」のグループでは93.6%、「こだわり無し」のグループでも81.6%が「そう思う」と回答する結果に。
どちらのグループも、大多数の人が「睡眠前の時間を充実させることで、翌日を元気に過ごせる」という認識を持っていることがわかる。
それでは、「こだわり無し」のグループの人たちは、なぜ睡眠前の準備にこだわらないままでいるのか。
「こだわり無し」のグループのうち、前問で「毎日元気に動けていると思わない」と答えた方(n=122)に、「睡眠前の準備にこだわっていない(こだわれていない)理由」を聞いたところ、「気持ちの余裕がない」(45.9%)、「時間の余裕がない」(37.7%)という回答が多い結果になった。
睡眠前の準備にこだわりたいけれども、気持ちや時間にゆとりがない人が多いようだ。
また、具体的な声としても、「子育てと仕事が忙しくて気絶するように寝ている」(35歳)、「子どもの授乳をしながらうとうとしてしまい、終わったらそのままベッドに倒れて寝てしまう」(34歳)、「仕事が終わると疲れて動けなくなり、それ以外のことがおろそかになってしまう」(26歳)などの回答が寄せられている。
こうした結果からは、元気度が低い人たちは、「元気がなく、寝る前に何かするゆとりもない」⇒「睡眠前の準備がおろそかなまま、倒れこむように寝ている」⇒「睡眠前の準備にこだわれていないから、元気度が低いまま」という負のスパイラルに陥っている可能性があると考えられる。