議事録作成がもっと便利になる要約機能を開発中
「『AutoMemo』事業戦略・製品発表会」では、議事録作成がもっと便利になる開発中の機能についても紹介された。それがChatGPTを用いた要約機能だ。
今回の発表会の準備をするに当たって行なったミーティングを例に、文字起こしした約1万5000文字程度の分量のデータを要約してみせた。その要約文は数十秒で確認できるコンパクトさで、必要な内容が入ったわかりやすい文章にまとめられていた。
要約機能では、ミーティングに参加した話者ごとに発言した内容をまとめたり、決まったToDoについても自動でまとめることができる。
ミーティングで確定したToDoも要約機能でまとめることができる。
この要約機能の精度をよりわかりやすくするため、発表会では誰もが知っている「桃太郎」の話を要約したものと、桃太郎のToDoについても披露した。
実際に「桃太郎」の要約文を読んでみると、確かにストーリーが完璧にまとめられていることがわかる。また、ToDoにおいてはナレーターが朗読したため、登場人物全てのToDoとなっているが、確かにこの11個の内容で「桃太郎」のストーリーが出来上がっていると思われる。改めてこの要約機能の精度について知ることができた。
「『AutoMemo』は話した音声を自動的に文字起こしして、議事録の作成を手助けするツールになっています。こういった雑務の部分をAIが代替していくことで、人が本来やりたい創造的な仕事に集中できます。そういった未来を『AutoMemo』、そしてソーステキストはこれからも開発して提供していきたいと思います」と小嶋社長。要約の新機能については、2023年度中の搭載を目指して、現在、鋭意開発中だと言う。
ソースネクストの調べによると、1回の会議の議事録作成にかかる時間は平均50.4分。年間にすると200時間以上にも及ぶ。また議事録作成を担う部下の7割以上が、議事録作成のせいで会議中に発言しにくいと感じているそうだ。
会議の活性化や議事録作成の効率化に興味のある人なら、『AutoMemo』の利用を検討してみるのもいいだろう。今なら年額プランを申し込んだ人を対象に、「50%キャッシュバックキャンペーン」を9月30日まで実施中だ。
© SOURCENEXT CORPORATION
取材・文/綿谷禎子