自動で文字起こしができるソースネクストのAIボイスレコーダー『AutoMemo(オートメモ)』。2020年12月にサービス開始を開始し、現在では約10万人が利用するサービスに成長している。
端末は初代モデルの『AutoMemo』から、大型タッチディスプレイの『AutoMemo S』、録音から文字起こしまで完結できる『AutoMemo』アプリと順次拡充。2023年8月1日からは文字起こししたデータを手軽に編集・共有できるWebアプリの『AutoMemo Home』もサービスを開始し、 “議事録作成の手間をなくす”という『AutoMemo』のミッションを着実に進化させる。
簡単操作ですぐに録音できる新製品『AutoMemo R』
そんな『AutoMemo』のラインアップに、新たに『AutoMemo R』が追加された。8月22日に開催の「『AutoMemo』事業戦略・製品発表会」で、9月5日から発売開始で、価格は1万3860円であることが発表された。
発表会に登壇したソースネクスト 代表取締役社長兼COOの小嶋智彰氏。新端末の『AutoMemo R』を掲げる。
『AutoMemo R』の特徴は赤い録音スイッチを上にスライドするだけと、簡単な操作ですぐに録音を開始できること。電源オフの状態からでも録音を開始できるので、録りたい言葉を逃さずに起動することができる。そしてバッテリー持ちが1か月以上も持続する(待機モードの場合)。5分間以上操作がない場合は自動で電源オフになるので、無駄なバッテリー消耗が防げる。
筆者は前モデルの『AutoMemo S』を愛用しているのだが、使用後、そのままにしておくと、いざ使いたい時にバッテリーがなくなっていることがある。そのため利用する前には充電するようにしている。また、電源オンから起動するのに少し時間がかかるので、準備が遅かった場合には、頭の言葉を取り逃したりすることもある。そんな不便に感じていた部分が、『AutoMemo R』では全て解消された印象だ。
録音した音声は自動でオートメモクラウドにアップロードされ、AIが文字起こしを行なう。その文字起こし結果はWebアプリの『AutoMemo Home』や、『AutoMemo』アプリで確認するスタイルだ。
『AutoMemo Home』の文字起こし画面。話者ごとに分割される。
『AutoMemo R』は無料で利用できるが、文字起こしをする時に料金が発生する。文字起こしが月30時間まで利用できるプランは月額1480円と年額1万2800円を用意。100時間チャージ(1年間有効)1万4000円もある。なお月に1時間までの利用なら無料だ。
『AutoMemo』の料金プラン。月額プランは9月30日までの申し込みで初回2か月が無料。