HIFIMAN/平面磁界型の老舗の新作「ANADA NANO」
HIFIMANの新作は「ANANDA」(9万9550円)にNEO Supernano振動板にステルスマグネットを搭載したモデルで重量419.6g、インピーダンス14Ω、感度94dBでヘッドホン側が3.5mm端子の両出しのバランスケーブルを採用。低域に量感があって、左右の音場が広く、高域には輝きがある。
ハウジングに天然木を使った密閉型の「Audivina」(25万5330円)をヘッドホンアンプ「EF600」(11万5500円)で聴くと、先程と違ってボーカルの音色がウォームになった。また、密閉型とは思えない空間の広がりがあり、さすが平面磁界型と思わせてくれる。「EF600」はDAC内蔵のバランス出力対応ヘッドホンアンプで、デジタルに加えライン入出力がありプリアンプとしても使える。また、Bluetoothにも対応する。搭載されるDACは、同社が独自開発したR2RディスクリートのヒマラヤDACの最新版ヒマラヤProである。DACチップを使わずFPGAアルゴリズムと高精度抵抗の組み合わせでBarBrownのPCM1704を超える性能を実現したという。本機にはR2Rの特徴をより引き出すNOS(ノンオーバーサンプリング)ポジションが設けられ音の違いを楽しめる。
「ANADA NANO」ならハイコスパで最新振動板の音が手に入る
ウッドのハウジングが美しい「Audivina」は重量470g、インピーダンス20Ω、感度97dB、XLRバランス、ステレオミニ、標準プラグの3種類のケーブルが付属する
「EF600」はヘッドホンスタンドとしても使えるユニークなデザイン
出力はハイゲインとローゲンでOSとNOSを選択できる。入力はUSB/同軸デジタル、Bluetooth、RCAライン、XLRバランスにも対応する