注文から5年たってようやく届いた!懐かしいようで新しいゲーム体験を楽しめる小型ゲーム機「Playdate」で遊んでみた
2023.09.02■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
今回は小型ゲーム機『Playdate』という製品を紹介する。
どのような製品であるかは後ほど詳しく紹介するが、ゲームには興味はあるものの、近年の最先端のゲーム機はちょっとハードルが高すぎる、もっとシンプルなゲーム体験がしたい、そんな人に向いている製品である。
実は筆者自身はこのゲーム機をプレオーダーしたのが今から5年近く前のこと。
その後開発が進められるのを待ち焦がれ、やっと今年2023年に私の手元に届いた待望の製品なのである。実際の使用感も交えながら、『Playdate』の魅力を伝えていこうと思う。
『Playdate』とは
『playdate』は米国の「Panic社」が開発した小型ゲーム機だ。
そのコンパクトなサイズとクランク機構を用いた独自のアナログコントローラーが特徴であり、私たちに新しいゲーム体験を提供してくれる製品である。
近年ではクラウドファンディングにより資金を調達するのが主流になっている感はあるが、この製品については独自にプレオーダーとして出資者を募る形式をとっていたため、もしかするとその存在を知っている人は日本では限られるかもしれない。
ご覧のように、黄色いカラーの非常にコンパクトな製品となっていて、パッケージに描かれているイラストは実寸大になっているのも遊びが効いている。
『Playdate』の特徴
ここからは実際にこのゲーム機を手にとって遊んでみた私が気になったポイントを中心に、このゲーム機の特徴を紹介していこうと思う。
小型・軽量で持ち運びに便利
『playdate』はとにかくコンパクトである。公式サイトによるとそのサイズは76×74×9mmとのことだが、ワイシャツの胸ポケットに納まるくらいのサイズと言えばイメージしやすいだろうか。
もちろん、手に持った際も手のひらにすっぽり収まるくコンパクトさであるので、プレイしていて手が疲れるということが少ない。
どこへでも気軽に持ち運びできるので、持ち物に紛れ込ませておいて外出先でゲームを楽しむことが容易にできる。
斬新な操作性をもたらすクランク機構を使用したアナログコントローラー
このゲーム機の最大の特徴は、クランク機構を使用したアナログコントローラーによる操作だろう。
このクランクを回転させることで、ゲーム内でさまざまな操作が可能となっており、サーフィンをテーマにしたゲームではこのクランクを回転させてトリックを決める。
また、ゼンマイ仕掛けの主人公を操作するゲームにおいてはこのクランクを回転させることで主人公の行動を進めたり巻き戻したりする(正確には時間を進めたり逆行したりする設定)。
とにかく従来のコントローラーとは一線を画する独自のゲームプレイが楽しめるのだ。なお、個人的な印象ではクランクは非常にスムーズに回転させることができ、長さが短いことで回しにくいのではという心配は杞憂に終わった。