「お手数おかけします」に英語で返す場合
「お手数おかけします」に英語で返すなら、相手との関係性を考える必要がある。目上の人や取引先などが相手の場合は、より丁寧な言い方をする必要があるだろう。
日本語だと、立場が同じかフランクに話せる相手なら、「大丈夫です」「気にしないでください」「どういたしまして」などが適切。目上の人や取引先などに返事をする場合は、丁寧な言い回しである「滅相もないことです」「とんでもございません」の使用が好ましい。
<英語での返事一例>
- It’s OK.
大丈夫です - That’s OK. I don’t have any other appointments after this.
今日はこの後何も予定がないので、問題ありませんよ - I think I’m all right. Thanks for thinking about me.
大丈夫だと思います。心配してくれてありがとうございます - No problem.
問題ないよ - Don’t worry about it.
大丈夫なので心配しないで - That’s okay, but…
大丈夫ですが…
1の「It’s OK」は、4の「No problem(問題ないよ)」や、5の「Don’t worry about it(心配しないで)」などと合わせて使ってもいいだろう。一緒に使うことで、相手の謝罪や申し訳ない気持ちに対して、より配慮した言い回しになる。
1~5までは、相手に対して了解の意を伝える言い方だ。大丈夫だけど伝えたいことがある場合は、6の言い回しが適切だ。「but」の後で、「今後は気を付けて欲しい」や「もう少し早めに教えて欲しい」などの要望を伝えるといいだろう。
まとめ
「お手数おかけします」について英語の直訳はないものの、いくつかの言い回し知っておけば、海外との仕事の際にも活用できるだろう。相手に配慮した丁寧な言い方は、有効な関係を築くために必要だ。普段から使い慣れていない英語だからこそ、こちらの要件を伝えつつ、相手と良好な関係を保てる言い方を覚えておいた方がいい。
構成/編集部